anttiorbの映画、映像の世界

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女とむらい師 べに孔雀

1996年作品、津島勝監督、横須賀蓉美 平沙織 西尾拓美 大河内浩出演。


梵天屋という小さな”とむらい屋”:葬儀屋の女主人・風音(横須賀蓉美)のもとへ、大店伊勢屋の一人娘お初の弔いの仕事が舞い込んできた。 屍体に手を合わせ、お初に死化粧を施す風音と秀次、アレッと手を止める。

「確か心の臓の病で…」前歯が折れている。 胸を広げると乳房に無残な傷跡、裾をまくり手を差し入れる風音、「やられてるよ…」「秀二、殺しだよ…」。 秘密を知った二人は、番屋に引き立てられ、いわれのない仕置を受ける。 裸にむかれる風音の白い背中、鮮やかに浮かぶ”べに孔雀”の入れ墨…。 息を呑む役人達。

風音の眼が光る。世間との関わりを捨てて生きてきた筈であったが…。 風音、秀二、そして破戒僧の鞍馬を加えた三人が、裏の弔い稼業に静かに乗り出して行く…


これはOV作品ですね。たまにはこういうものも見てみたくなります。
監督は津島勝、任侠映画、それも近代のものや、必殺シリーズを撮っている監督ですね。
主演は横須賀昌美、当時は“蓉美”表記で“よしみ”読むんですね。 記事にしたのは初めてで、映画出演は少ないんですが、Vシネ、テレビ出演は多いんですね。 まあアイドル路線でデビューしましたが、ある理由で、ちょっとアダルト路線に転向してしまいましたが、同世代の奇麗な存在でした。


物語は、とむらい屋という今でいう葬儀屋を生業としている風音が、梵天屋という小さな店をやっています。 凄みのある彼女ですが、秀二という男と一緒に生業をしています。 しかしお初という女を見た時に、病ではなく殺されたことを感づいてしまいます。
そして彼女も一連の事件に巻き込まれていきます。


今作はOVですが、必殺シリーズに通じるものがありますね。 監督がそちらもやっていたんで、美しい女性を主役に据えたかったのかもしれませんね。 もちろん最後は彼女の活躍で締めていきますが、シリーズには残念ながらなりませんでしたね。

 

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とむらい師・風音

 

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