anttiorbの映画、映像の世界

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バサジャウンの影

2017年作品、フェルナンド・ゴンサレス・モリナ監督、マルタ・エトゥラ エルビラ・ミンゲス イジアル・アイツプル ミケル・フェルナンデス出演。


元FBIのアマイア・サラサル捜査官(マルタ・エトゥラ)は、絞殺体が見つかったとの連絡を受け、森の中の現場に向かう。 遺体は裸で、相当な力でロープで絞められた跡があり、恥毛が剃り落とされていた。 そして陰部にはお菓子が乗せられていた。
近くに身分証が落ちていて、被害者が13歳のアイノア(Valeria Salcedo)だと分かる。別の事件の被害者のカルラもまた少女であり、同じロープで殺されていた。
容疑者として浮かび上がったカルラの恋人は、彼女が車から飛び出したから森の中に行ったのだと説明する。 彼はカルラが最高だったと泣き始めてしまう。 そして自分が犯人ではないと、誰も信じてくれないと辛い胸のうちを話すのだった。 FBIでの経験を活かして、アマイアは捜査を指揮するよう、総監から指示される。
アイノアの出身地のエリソンドに向かったアマイアは、遺体に付着していたのが牛やクマなど多くの動物の毛だと、捜査官のサバルサ(Richard Sahagún)やイルアルテ(Angel Alkain)から聞く。 しかしここらでは、クマの目撃情報はなかった。
アイノアの葬儀に犯人が現れるかもしれないと考えたアマイアだったが、現れて逃げた男を追跡すると、義理の兄のフレディ(Mikel Losada)だった。 フレディは妻でアマイアの姉のロサウラ(Patricia López Arnaiz)と口論になったことから、アマイアに責められると思ったため、逃げ出したのだと話す。
その後、アマイアは実家の製菓会社に行く。 そして姉のフローラ(エルビラ・ミンゲス)に会って、事件の手がかりとなるお菓子のチャンチゴリを見せ、この味を出せるシェフのリストを頼む。
しかし、またもや少女が行方不明になってしまう。 アマイアたちは総出で少女・アンネを探します。そして川の側で靴だけが見つかる…


刑事もののサスペンスと思いますが。
監督はフェルナンド・ゴンサレス・モリナ、作品を見るのは初めてです。
主演はマルタ・エトゥラ、「EVA」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13701165 に出演していました。
エルビラ・ミンゲスは、チェ・ゲバラに2作品に出演していたようです。 私は未見なんですよね。


物語は、元FBI捜査官のアマイアのお話です。 彼女は地元の捜査官になっていて、殺人事件の捜査に加わります。 エリートとして元FBIの彼女に、やはり風当たりは強く、彼女は経験からどんどん突っ込んだ捜査を始めますが、なかなか周りからの理解が得られず苦労します。
そして連続殺人事件に発展していく過程で、自分の家族の協力を仰ぐことになって行きます。 しかしこれが思いがけない展開になって行きます。


今作はただのサスペンスではなくアマリアの家族、経験、虐待の過去までつながっていきます。 その意味では悲しいお話ですし、彼女自身トラウマとの戦いになって行きます。

 

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痛ましい死体が

 

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発見され

 

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それは

 

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連続殺人事件の様相に

 

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そして彼女が捜査を担当

 

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そして彼女の家族もかかわってくる

 

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