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カット/オフ

2018年作品、クリスティアン・アルヴァルト監督、モーリッツ・ブライプトロイ ヤスナ・フリッツィー・バウアー出演。

検死官のポール(モーリッツ・ブライプトロイ)はある日、運ばれてきた女性の遺体の頭部から異物を発見する。 その異物から出てきた紙切れには、彼の娘、ハンナ(Barbara Prakopenka)の名前と電話番号が記されていた。
“指示に従わないと私は殺される” と話すハンナは、“エリック" を待って指示を受けろと伝える。 エリック(Lars Eidinger)の指示を仰ぐため、電話をかけるポール。 だが、応答したのはエリックではなく、リンダ(ヤスナ・フリッツィー・バウアー)と名乗る別の女性だった。
”エリックは死んだ“と語るリンダ。 その傍らには、エリックの遺体が転がっていた……。
 
これはなかなか面白い、ちょっとえぐいサスペンスでした。
監督はクリスティアン・アルヴァルト、“アルヴァート”の記載で「パンドラム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9599543 を記事にしています。
主演はモーリッツ・ブライプトロイ、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15017881 に出演していましたが、いろんな作品で出演歴があります。 主演を見るのは初めてかもしれません。
そしてリンダ役はヤスナ・フリッツィー・バウアー、「東ベルリンから来た女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10368921 で少女役をしていました。 今作ではなかなかの若い女性でしたね。
 
物語は、いきなり簡易裁判所から始まります。 実は娘と上手く行っておらず、レストランから娘が出て行ってしまうところ、追っていたら突然消えてしまった後、うっかりぶつかった男に暴力を振るってしまいます。
ポールの職業は警察の検死官。 仕事はひっきりなしに入ってきますが、異様な感じで死んだ女性の頭部からある紙片が。 なんとそこには娘のハンナの電話番号が書かれていました。
突然消えた娘に何かあったとしか思えない彼は、そこから抜けてコールをしますが、そこでは切羽詰ったハンナの声が、そしてポールは泥沼の探索劇に入って行きます。
 
今作はちょっと長い作品ですが、見ごたえがありますね。 これは「のむコレ」では拾い物のサスペンスでしたし、多少解剖シーンが生々しいんですが、そこさえ耐えれば、なかなか良いサスペンスですね。
設定も凝っていて、二重三重のからくりもあるんですね。 これはお勧めです。
 

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娘を突然見失うポール

 

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そしてある女性の遺体から謎の紙片が

 

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そしてリンダにたどり着くが

 

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検死の助手に来たジャンと行動を

 

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一方リンダには、エンダーと落ち合うように指示する

 

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そしてさらなる手がかりを彼女に頼む

 

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