anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

月と雷


“あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく”。 結婚を控え、そう考えていた泰子(初音映莉子)の前に、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が現れる。
20年前、直子と智が転がり込んできたことで、泰子の家庭は壊れたはずだった。 根無し草のまま大人になった智は、再び泰子の人生を無邪気にかき回し始める。 “邪魔しないであたしの人生”。 普通の幸せを願っていたはずの泰子は、智と共に自分の母親、異父妹、そして直子を訪ねることで、平板だった自分の人生がたちどころに変わっていくことに気付き始める……
 
けだるい流れのお話ですね。
監督は安藤尋、「海を感じる時」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14902507 を記事にしています。
主演は初音映莉子、「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11694533 を記事にしていますが、他のホラー作品も出演しています。
高良健吾は、「葬式の名人」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/04/060000 が近作です。
 
物語は、やっと人間的に生きられる、結婚を控えていた泰子のところに一人の男が現われたことから、彼女の人生が変わっていくお話です。 父の愛人の息子の智とは、一時兄弟以上の関係になってしまった過去がありました。 血のつながっていないことで、幼いながら体を重ねたこともあり、結婚を控えていたのに、体が反応してしまいます。
結婚の約束をしたおとこは誠実で、彼女を労わってくれますが、やはり智のほうにどんどん気持ちが移ってしまいます。 そして一方、智の母の直子は、一人気ままに、いろんな男のところを渡り歩いていました。
 
今作は、高良健吾が珍しい役をしていますね。 真面目な役が多い彼ですが、適当なヒモのような生活の男役は貴重かもしれません。 捨てられまくった人生から抜け出す方法は、どこにあるのか? 泰子の苦悩がちょっと痛々しいお話です。
 

f:id:anttiorb:20191217203813j:plain

スーパーで働く泰子

 

f:id:anttiorb:20191217203823j:plain

そこに現れた智

 

f:id:anttiorb:20191217203834j:plain

父との二人のところに昔現れた女と息子だった

 

f:id:anttiorb:20191217203847j:plain

そして、直子も現れる

 

f:id:anttiorb:20191217203854j:plain

いろんな男を渡り歩く直子

 

f:id:anttiorb:20191217203901j:plain

彼女とは波動が会わない

 

f:id:anttiorb:20191217203908j:plain