anttiorbの映画、映像の世界

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雪の華

2019年作品、橋本光二郎監督、登坂広臣 中条あやみ 高岡早紀 浜野謙太出演。

余命1年を宣告された美雪(中条あやみ)は、残り少ない時間の中で、両親が出会ったフィンランドでオーロラを見ること、そして人生で初めての恋をすることを夢に描いていた。
ある日、美雪はひったくりに遭ったところ、悠輔(登坂広臣)という青年に助けられる。 抵抗も出来ず、声も上げられず、そこにうずくまっていた彼女に、悠輔はどうして叫ばないんだ! 助けを呼ばないんだ! と叱り、最後には声を出して行こうと励ましてくれる。
それから、美雪は彼を街中で見かける。 後をつけていくと、一軒のちょっと雰囲気のあるカフェに入っていく。 彼がOPENの札にしたのをみると、ここは彼が働いている店らしかった。
おっかなびっくり入っていくと、店は彼一人、カフェオレを注文スすると、そこに女子高校生が、そして中学生の少年が。 悠輔の妹と弟のようで、二人はどうやらもう一人いる従業員のワッフルを食べにきたようだったが、いないと知るとがっかりして帰っていく。 彼の作るワッフルは拙いのか? 美雪は注文してみるが、何とか食べれるレベルだった。
彼は男手ひとつで兄弟を育てながらガラス工芸家を目指しているが、帰ってきた岩永(浜野謙太)は店が危機に陥っていると悠輔に打ち明ける。 100万円ないと店を畳まざるを得ないと言い出す。 それを知った美雪は、図書館を辞めた退職金から、100万円出すことを打ち明ける。 でもいきなり知らない女性から100万円を上げるといわれた悠輔は、驚き、意味がわからない。 そこで美雪が言ったのは、代わりに1ヶ月の間恋人になってほしいと条件をつけるのだった。
そして、二人の1ヶ月の恋人契約が成立する。 美雪は一緒にお弁当を食べたり、水族館でデートをしたりと、ノートに書き出した恋人としたいことを叶え、生まれて初めての恋をする美雪。
もちろん始めはお金で恋人契約をしただけだったが、だんだん本気で悠輔のことを好きになっていく。 戸惑いながら始まった二人の関係だったが、美雪の無邪気さや前向きなところに触れていくうちに、悠輔のの方も、中で少しずつ変化が生まれていった。 しかし時は刻一刻と過ぎ…

これは予告編からやばかったですね。
監督は橋本光二郎、「羊と鋼の森」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15556933.html 「orange-オレンジ-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13728292.html と良い作品を撮っていますね。
主演は中条あやみ、前作の 「ニセコイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15805632.html とはガラッと変わった、王道の悲劇のヒロインでした。
そして登坂広臣、「ホットロード」ではのんの相手役をしていましたが、私は未見なんです。

物語は、余命1年と言われた美雪のお話。 掛かりつけの担当医師・若村から宣告されましたが、さすがにショックは大きく、とぼとぼと歩いていた時、引ったくりにあってしまいます。 それを樫の木を持っていた青年・悠輔が取り戻してくれるんですね。半ば自暴自棄になっていた美雪に、活を入れてくれた悠輔、そして町で見かけた美雪は彼の後を追っていき、そこで店のピンチを知り、恋人契約をします。

実はこの作品、大泣きをすると思ったんですね。 でも確かにウルッとはきますが、大泣きをするまでではありません。 だからといってつまらなくはないですし、応援したくなる作品です。 余命は限られていても、しぶとく少しでも長く二人の生活が続かないかな? そんな気持ちにさせてくれます。
もちろんあやみちゃんの、可愛さ、美しさは言うまでもありませんが(^^)

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引ったくりからバッグを取戻してくれた悠輔

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声出して行こうと励まして去っていく

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そして彼の働くカフェに

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そして店の窮状を知り100万円で恋人に

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しかし彼女の余命は1年

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そして彼女は予定の1ヶ月を早める

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