anttiorbの映画、映像の世界

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皇帝ペンギン ただいま

2017年作品、リュック・ジャケ監督、草刈 正雄ナレーション。

零下40度、時速250kmにもなるブリザードが吹き荒れる南極で暮らし、世界でもっとも過酷な子育てをする鳥、皇帝ペンギン。 天敵を避けるために繁殖期になると海から100kmも内陸のオアモック(氷丘のオアシス)へ向かい、そこで産卵する。
母ペンギンは大切な卵を父ペンギンに渡し、海へ。 母ペンギンが戻るまでの約120日間、絶食状態で卵を温め、孵化したヒナを守る父ペンギン。 中には抱卵に失敗するものも、ヒナが天敵に襲われてしまうものも。 
集団の中でも最長老にあたり子育ての大ベテランである40歳の父ペンギンは、無事にヒナを母ペンギンに受け渡せた。 営巣地オアモックと海との長い距離を往復し、食欲旺盛なヒナを育てていく両親たち。 やがて夏が近づき、ヒナと両親の別れの時がやってくる。
そしてヒナ特有の灰色の羽毛が抜け始める頃、ヒナたちは何かに導かれるように歩き出す。 厳しい旅の果てにたどり着いた先とは…

あれから12年、もう一度ということですね。
監督は同じくリュック・ジャケ、前作に引き続きですね。
今回は、前作とは違い、親子の物語風ではなく、草刈正雄氏のナレーションで、より純粋なドキュメンタリーになっています。
生態系に迫るということで、前作は一対の夫婦と、そこに生まれた子どもを擬人化した感じでした。 今作もある熟年夫婦の皇帝ペンギンにスポットを当てていますが、その中で、まず生まれることの難しさ、そして生きて行くために食べること、その餌を見つけることの難しさが、より丁寧に描かれていました。
そして子どもたちの旅立ち、その前の母との、父との、別れ、海を目指す子どもたち、そんな環境をカメラが数年追っていたというつくりでしたね。
しかし温暖化で、氷が解け始めることは、皇帝ペンギンたちにどういう変化をもたらせて行くんでしょうか?
過ごしやすい環境に変化していくことは、今まで来なかった外敵も呼ぶことになっていくんでしょうね。

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海では自由で悠々と泳ぐ彼ら

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そして氷の上に

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そして両親の下に生まれた雛

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片方が餌をとりに、そして片方が世話を

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集団で安全に

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しかしいつかは海に行く

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そんな生態系を追うカメラ

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