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あゝ、荒野 後篇

2017年作品、岸善幸監督、菅田将暉 ヤン・イクチュン 木下あかり モロ師岡出演。

“片目” こと堀口(ユースケ・サンタマリア)に誘われ、兄貴分の劉輝を半身不随にした裕二(山田裕貴)への復讐を誓ってボクシングを始めた新次(菅田将暉)。 やがて試合を重ねて実績を積み上げてゆく。 一方、吃音と赤面対人恐怖症に悩む自分を克服するため、新次と共にボクシングを始めた健二(ヤン・イクチュン)は、そんな新次に対して、特別な感情を抱くようになる。
ある時建二は新次に対し 「新次みたいになりたい」 と言う。 新次はそれに対し、即座に 「無理だろ。 俺は俺、兄貴は兄貴。 違う道、走ってるんだ」 と答える。
それを寂しく思った建二は、新次と同じジムにいる以上、対戦することができないと感じるのだった。 次の試合の3日前、新次のスパーリングを買って出た建二は、今までになく積極的に新次に向かっていく。 その日の夜、建二は店でこっそり新次へ泣きながら手紙を書くのだった。
新次と裕二の試合の日。 裕二の人気もあり、観客はたくさん入っていた。
新次は序盤から飛ばし、それでもまだ新次にしては、冷静に戦っている方だった。 戦いは途中から激闘になり、新次は裕二をやたら挑発する。 殴り合いのケンカの様相を呈するが、判定にもつれこみ、僅差で新次が勝利するのだった。 新次は勝利したものの、嬉しく感じられない、こんなものなのかと思うのだった。
試合の後、建二が山寺ジムに移籍したと、新次は聞かされる。 いつも一緒に練習していた建二がいなくなり、新次はさびしく思うのだった。
ジムに戻ると、建二からの手紙が置かれていた。 そこには、新次と戦いたいというボクサーとしての目標ができたと書かれていた。
二代目(川口覚)にスポンサーになってもらい、建二は山寺ジムに移籍した。 理髪店も辞め、生活の面倒の全てをみてもらいながら、建二はひたすら練習に励みはじめる。
目標ができた建二は、それまでの悩みをふっ切ったように連勝を続けるのだった。大躍進だった。
建二が本屋で助けた女性・恵子(今野杏南)が言い寄ってきても、建二は 「僕はあなたと繋がれない」 と拒否するのだった。
建二が本当に繋がりたいと思っているのは、新次だけなのだった・・・

後半戦は、激闘シーンが目玉になって行きますね。
裕二役で山田裕貴、「亜人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15170685.html では高橋役をしていましたね。
堀口役のユースケ・サンタマリアは、俳優としてはいい味を出してくれます。 「泥棒役者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15251708.html でも好演でした。

物語は、このまま二人の対決になって行きそうですが、そうは行かないんですね。 裕二に対しての試合が終わって、建二がいなくなってなんか気が抜けた感じになっているとともに、とうとうジム経営が行き詰ってしまうんですね。 二代目が建二に入れ込み、こっちがダメになってしまい始めるんですね。
ボクシングを辞めざるをえなくなった新次、しかし今度は建二がおかしくなっていきます。 わがままをいい始め、チャンピオンになるという道も嫌がり始めます。 彼の目標は新次ですからね。
そして宿命の対決に、これは見ごたえある殴り合い、ぶつかり合いでしたね。 放送後二人のインタビューがありましたが、二人の体の作り方、そして戦いに望む前後の感想を行っていました。
どっぷり撮影に浸かった作品であることがわかりました。

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3人で出かけるほど

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しかし新次は心が満たされない

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建二の父

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新次の試合を見る宮本と母

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そしてとうとう二人の戦いが

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