anttiorbの映画、映像の世界

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グレイテスト・ショーマン


かの有名なアメリカの興行主P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)率いるサーカス団のなパフォーマンスが行われていた。 しかしこれはまだ先のお話。
幼い頃のバーナムとバーナムの父は大変貧しく、細々と仕立て屋を営んでいた。 バーナムは、お金持ちの家に行ったとき、そこの娘チャリティーと仲良くなった。 しかし彼女を笑わせ、行儀の悪い行動をとらせ彼女の父に殴られてしまう。
幼馴染だった二人は次第に恋心を互いに抱きあうが、ある日、チャリティーはバーナムにフィニッシングスクール(花嫁修業の学校)に行くことを伝える。 バーナムはチャリティーにたとえ学校に行っても、二人の想いが離ればなれになることはないと安心させるのだった。
離れてしまった二人。 しかし、大人になるまで手紙を通して想いを通じ合わせていた。 そしてとうとう二人は駆け落ちし、結婚。 そして二人の子供をニューヨークで育てることになっていくのだった。
家族はアパートで質素な生活を送っていた。 チャリティーミシェル・ウィリアムズ)はそんな生活にも幸せを見出していたが、バーナムはもっと大きな夢を抱えていた。そして、チャリティーには裕福で快適な暮らしをしてほしいと思っていた。
海運会社の社員として働くバーナム。 しかし、台風により、船が沈没してしまう。 この影響で、バーナムは務めている会社は倒産、全員解雇になってしまうのだった。
ここでバーナムにはリスキーなアイデアが思いつく。 彼は、とっさに船の権利証を拝借し、沈没してしまった船を担保に、銀行をだまし、多額のお金を借りる。 そこには貧しく、ハンデをもっった人間が多く並んでいたが、誰しも担保がなく断られていた。
バーナムはこのお金を使って、マンハッタンのダウンタウンにバーナム・ア メリカン・ミュージアムを建てる。 ミュージアムでは、キリン、ゾウ、歴史上の有名な人物の蝋人形が展示されていた。
しかし売り上げはさっぱりで、これでは借金返済どころか、あっという間に破産してしまう。 しかし、娘の何気ない一言、「死んでいる物でなく、生きている物を見せないと」 という一言で、バーナムはある案を思い浮かべるのだった。 それは借金をしに銀行に行ったとき並んでいた、身体的なハンデを持った人のことだった。 バーナムは身体的に異質なものを持つ様々な人びとを集め、ミュージアムでのパフォーマーとして雇う事にするのだった。
この新しい試みは成功し、抗議や酷評にも関わらず幅広い観客が興味を持ち、チケットの売り上げをバーナムにもたらします。 小人症、大男、多毛症、髭の生える女、黒人の曲芸師、etc. 今まで隠れて生きていた彼らは、はじめこそ舞台に上がることを恐れていたが、観客の完成を聞き、自分たちの居場所を見つけるのだった。
さらにバーナムは名声と、上流階級からの信用を得る方法を考えはじめる。 そこで、バーナムは劇作家のフィリップ・カーライル(ザック・エフロン)と出会い、抑圧と人生の葛藤からの解放を約束し、彼を口説き落とし、バーナムの事業に参加させるのだった。
バーナムの考案したばかりのサーカス団に現 れたカーライル。 そこで、カーライルはサーカス団の一人、アクロバット空中ブランコパフォーマーであるアン・ウィーラー(ゼンデイヤ)に一目ぼれしてしまう。
カーライルのつてでバーナムとサーカス団はヴィクトリア女王にも観てもらえるようになる。 女王の大笑いで、彼らが公式な存在になった瞬間だった。
そしてそこでバーナムは運命の女性と出会ってしまうのだった…

これは面白かったですね。 サーカスの原点を作った19世紀の興行師・P・T・バーナムの伝記をミュージカルに仕立ててあるんですね。
監督はマイケル・グレイシー、初監督作品ですね。
そしてザック・エフロン、近作は 「ダーティ・グランパ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14671241.html となります。
でも私が魅了されたのは、ヒゲ女:レティ・ルッツ役のキアラ・セトルでしたね。 映画出演は2本目ですが、これは代表作になるでしょうね。

物語は、幼い二人のラブストーリーで始まりますが、野心家のバーナムは伸し上がることを第一に考え、次々と博打のように仕掛けていくんですね。 本当のバーナムの生涯は、どうやらもっとドロドロしているようですが、ミュージカル仕立てであり、何かやることが可愛い詐欺師のような感じです。 何かテンポよく、スッと入ってくる感じは、往年のクレージー作品の植木等のような匂いがするんですよね。 もちろんこの作品はもっと抉ってきますが。
そして彼が注目して見出したのが、見世物小屋の人たちでした。 私の小さい頃は日本でもあったようですが、残念ながらそれを生で見た事はありません。 もしかしたらもうちょっと世代が上の人たちのころだったかもしれません。
今ならもちろんNGの者ですが、彼らに芸をさせる、今でいうパフォーマーのレベルまで仕上げて行き、興行として成功を収めていくんですね。
そしてしっかり感動して泣けるところが数か所ありますね。 団員たちが上流社会の住人達の部屋に入って行くところ、ここは圧巻ですね。 ここで歌われる 「This is Me」 が凄まじい迫力と感動を誘います。
これはサントラを買って、もう一度見たい作品ですね。

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バーナムのショー

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興行は成功する

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カーライルも参加

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アンに一目ぼれをするカーライル

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彼らの叫び

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