anttiorbの映画、映像の世界

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ドント・イット

2016年作品、リアム・ギャビン監督、キャサリン・ウォーカー スティーブ・オラム マーク・ヒューバーマン シーラ・モロニー出演。

ソフィア(キャサリン・ウォーカー)は、人里離れたウェールズの土地の古い家を手に入れた。 ここは一切外界から隔絶されたような場所、引き渡しの業者ネイル(マーク・ヒューバーマン)から鍵を受け取り、ここでの生活を始めようとしているのか?
彼女の妹のビクトリア(スーザン・ラワイネン)から連絡があり、妹はソフィアのことを心配していて、一緒に住まないかと言ってくれるが、彼女の意志は固かった。
そんなある日、一人の男性を迎えに駅に行くソフィア、中年太りの禿げあがった眼鏡の男、彼がその男だった。 
彼の名はソロモン(スティーブ・オラム)といい、自宅に連れて行って、協力をしてくれるかと確認をする。 どうやら今まで何人かに断られた感じのソフィア、彼もまた気乗りをしない感じで、結局帰ると言い駅まで送らせる。
彼女はソロモンにもう一度死んだ息子に会いたいというお願いをしたのだったが、落胆した彼女は、帰りの車の中で、息子を殺され、復讐をすることが本当の目的だと言いはじめる。 何かを隠している彼女の雰囲気を嫌ったソロモンだったが、今度は彼女に協力をすることに考えを翻す。
しかしソロモンは、一旦開始したら、後戻りができないことを強く彼女に確認をするが、彼女はどんな苦行もいとわないと約束をするのだった。
そして屋敷に結界を張りはじめるソロモン、これが完成したらここから出たら取り返しがつかないことになるという。
そして長く辛い二人の拷問のような生活が始まって行く…

どんなホラーなのか? チラシを見ると、凄いホラーだと期待してしまいますが(^^)
監督はリアム・ギャビン、日本でははじめての監督のようですね。
主演はキャサリン・ウォーカー、映画は初めてのようです。

物語はウェールズの田舎に1軒を借りた女性から始まります。 こんな辺鄙なところに女性の一人暮らし、世を捨てるのか、それともここで自殺をするのか? 彼女になんらか不幸なことがあったことが想像できますが、それは一人息子を失ったという事でした。
しかし、簡単に使者に遭えることはなく、なにやら怪しい儀式をこれからし続けていくことになるんですね。 ソロモンというのはオカルト信仰者、まあちょっと見はいかにも怪しい、変態チックな男ですが、実際そういうシーンもあります。
そして兆しのようなものが現れたりもしますが、決定的なことが起こらず、月日が過ぎていくと、彼女の方もいらだちが募ってくるんですね。 そしてとうとうソロモンは荒治療に乗り出していくんですが。
恐い恐いホラーを期待してはいけません。 黒魔術の儀式が果たしてそうなのかはわかりませんが、何の特殊能力もない人間が、あちらの世界と交信をする難しさを味わうような作品という事でしょう。

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人里離れた館で

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二人が篭り始める

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ソロモンの言うとおりにするソフィア

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なかなか何も起こらない中

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少しずつ何かが

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