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美術館を手玉にとった男

2014年作品、サム・カルマン 、 ジェニファー・グラウスマン監督、マーク・ランディス マシュー・レイニンガー アーロン・コーワン ジョン・ギャッパー出演。

2011年、アメリカの多くの美術館で展示されていた大量の絵画が、贋作であることが発覚した。 贋作事件は遥か昔から繰り返し起きているが、この事件は極めて特殊だった。 なぜなら、1人の男が精巧な贋作を100点以上制作し、美術マーケットで莫大な金額で売ることができるにも関わらず、それらを無償で寄贈していたからである。
その男の名はマーク・ランディス。 彼は30年以上に渡って、15世紀のイコンから、ピカソマグリット、ディズニーまで、幅広いスタイルの絵画を模倣し続けてきた。 そして、“慈善活動” と称し、神父など様々な人物を装って、それらの贋作を美術館に寄贈してきたのだ。
騙された美術館は全米20州、46館にも上った。 それらの作品群が贋作であることを発見し たのは、美術館職員のマシュー・レイニンガー。 ニューヨークタイムズやフィナンシャルタイムズ、テレビなどのメディアが、この事件を大きく取り上げ、彼を追いかけた。
FBIも捜査に乗り出すが、ランディスは金銭を一切受け取っていないため、罪に問われることはなかった。 結局、贋作活動をやめさせようとするレイニンガーたちを無視して、ランディスは “慈善活動” を継続。 しかし、レイニンガーの元同僚、アーロン・コーワンが思いついたひとつのアイデアによって、彼の運命は新たな局面を迎えることに…

監督はサム・カルマン、ジェニファー・グラウスマンの共同です。
主演はマーク・ランディス

ドキュメンタリーなんで、事実を追っているんですが、こういう事が実際にある んですね。 全貌がしっかりと把握できているんでしょうか? 美術館の中には一切ノーコメントのところもありそうな気がします。
“贋作” と “模写” というのはどこが境界線なのか? 悪意を持って本物と偽って売買すると贋作、しっかり真似て書きましたと明らかにすれば模写、私の認識だとそうなるんですが?
今作のマーク・ランディスは、おそらく模写技術は優れているんでしょうね。 美術館が簡単に騙されて本物と思ってしまうんですから。 しかし彼はそんなに苦労をして模写した雰囲気がないんですよね。 そしてちょっと困るのは、様々な仮の姿で、ある時は神父になったり、世間的に信用されるような振る舞いで、無償で寄贈するんですね。
犯罪には金銭の授受がいないんで成り立 たない、ここが厄介なところでした。
マシュー・レイニンガーという美術館職員が見抜くんですが、ここから不思議な関係になっていくんですね。 マークはやっぱり通常な感覚の人間とは全く違う世界の住人なんでしょうね。

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彼の技術

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神父としての振る舞い

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マシュー・レイニンガーが見破る

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そしてFBIも乗り出す大きな事件に

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そして二人が出会うときが来る

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