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ルパン三世(テレビ版) ニセルパンを捕えろ!

1972年作品、宮崎駿高畑勲監督、七條門脚本、声の出演:山田康雄、納屋吾朗、中田浩二、千葉順二、北浜晴子、飯田和平。

各地で“元祖ルパン”と名乗る窃盗事件が多発した。 犯行の手口はまるっきりルパン三世と代わりない。 銭形のもとには予告状も届いていた。
予告された銀宝堂では、銭形が待機中。 12時なって支配人の葉巻から怪しげなガスが出て、王冠を奪っていった。 屋上に逃げる犯人。 ロープで向かいの時計台に投げつけ逃亡するが、警官にロープを切られあわれルパンは道路に打ち付けられる。
「ルパンの最後だ・・・。」 と目を閉じる銭形。
しかし犯人は野菜トラックにこっそり乗り逃亡していたのだ。 その車の下には、元祖ルパンの正体をつかむためにルパン三世が捕まっていた。
明け方、王冠を盗んだ犯人たちが島に上陸すると、長老をはじめ島民が出迎えていた。 そう、この島はドロボウ島だったのだ。
ルパン三世はドラム缶の中から登場。 石川大介という名を語って、仲間になりたいと言う。 警察のものだと、怪しむ島民。 だか、長老は、岩ころびで試してみようと提案した。
その荒行を何とかパスしたものの、服も靴もぼろぼろになるほどつかれきっていた。手当てもされぬまま、ルパンは独房に入れられてしまう。
そのころ長老の家では、今までの盗みの反省会が開かれていた。 難なく独房を抜け出したルパンは、暖炉のところで盗みぎぎ。 話によると、この島にはあるセーヌルパンの盗みのテクニックが書かれている、盗術書なるのもがあるらしい。
その本があるので、この島民は盗みを簡単にできたのだった。
そして、なんとしてもその盗術書を取り戻そうと、ルパンは決心するのだった・・・

今作は偽者が登場する回ですね。 しかし、手口はルパンそのもの、銭形警部もルパンの仕業と信じて疑いません。 華麗な手口、予告状、脱出劇、どれをとってもルパン三世なんですね。
しかしルパン本人はまったく身に覚えがないこと、そこでルパンはこの犯人を尾行して招待を突き止めようとします。 行き着いたところは小さい島、そこは男と島民全員が泥棒と言う、そのまま “泥棒島” でした。 しかしそれがどうしてルパンそっくりな手口が出来るのか? それはそこにアルセーヌ・ルパンが書いたとされるある貴重なバイブルがあったんですね。
この島のおばばは小娘のころアルセーヌ・ルパンに会ったことがあるとまで言い切ります。
今作は、同業同士の争いとなります。 そこにたまたま落とした果物を追って、銭形警部も乗り込んできます。 今作は、珍しく、ルパンと銭形の殺伐としてない会話シーンがありますね。 敵と見方ですが、お互い信頼感駅がある奇妙な関係の二人、そんな一面が描かれている回でもありますね。
この作品の脱出方法もしっかり布石がはられていて、なかなか爽快でした。

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予告のあった銀宝堂

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そして見事に脱出する“元祖ルパン”

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相手の正体を掴みにいくルパンだが