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植物図鑑 運命の恋、ひろいました

2016年作品、三木康一郎監督、岩田剛典 高畑充希 阿部丈二 今井華出演。
河野さやか(高畑充希)は東京に住む、23歳のOLで東成不動産の営業に勤務している。客との待ち合わせ場所をきちんと確認せずに上司の山崎部長(ダンカン)に怒られた日、さやかは落胆しながら一人暮らしのアパートに帰宅した。 母からの携帯の着信には彼女は出なかった。 コンビニで弁当と缶チューハイで晩ご飯を済ませることが多い。
そんな、2015年2月15日、買い忘れたものを買いに出かけようとしたさやかは、マンションの駐輪場に倒れている男性(岩田剛典)を見つける。 男性に声をかけると 「お腹が空いて、これ以上一歩も進めません。 お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」 と言われた。
しつけのできたよい子、よい犬だという自己申告を受け入れて自宅に招き、カップラーメンを差し出すと、男は3分待たずに食べ始めた。 シャワーを勧めたさやかは、そのままテレビを見ながらソファで眠ってしまった。
翌朝、ベッドで起きたさやかは、いい香りで目が覚める。 卵を焼くにおい。それは男が冷蔵庫に残っていたありあわせのもので作った朝食だった。
白米、わかめと玉ねぎの味噌汁、オムレツ、味付け海苔の朝食を食べたさやかは、出ていこうとする男に 「人に作ってもらったご飯って癒される」 とお礼を言い、「行くとこがないなら、いなよ」 と同居を勧める。
男は自分の名を「樹(いつき)」と名乗るが、苗字は明かさなかった。 そして、半年間だけお世話になると言い、その日から彼は同居人となった。
半年間…8月15日がそのタイムリミットの日。 その日はさやかの24歳の誕生日にあたっており、さやかはそれを告げるのだった…

これも劇場公開はスルーしてしまいましたが、見ればよかった(^^)
監督は三木康一郎、今日上げたかったのはこの作品です。
そして相手役は岩田剛典、私は映画での彼は初めてでした。

物語は、ある事情で一人暮らしをしているOL河野さやかのもとにある日ふらっと一人の男が転がり込んでくるお話ですね。見た感じは悪い人ではないようですが、人は見かけによりません。いつ豹変するかわからないご時世に、通常では考えられない設定ですが、まあそれも映画の中のお話ですからね。
会社でも上手く行かず、いつも上司に怒られてばかり、そんな彼女だからこそ、日々寂しく、そんな心の隙間を埋めてくれる存在が、無意識のうちに求めていたんでしょうね。
昼はコンビニのおにぎりだった彼女が、その日から手作り弁当を持ってくるようになります。 もちろん彼が作ってくれるんですが。 そして居候をずっと続けるわけにもいかず、彼もコンビニで働き始めます。
どんどん “いつき” に惹かれていくさやか、しかしなぜか樹は少し壁を作るんですね。 一線を越えないように。
一体いつきの正体は? そしてどうして半年という期間限定なのか? 本当に半年で消えてしまうのか? 謎ばかりの展開に、不思議な作品なのかな? という雰囲気さえ漂ってきますが、しっかりとした人生のドラマであり、恋の物語でした。
やはり高畑充希は良い女優ですね。

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いつも上司の山崎に怒られているさやか

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僕を拾ってくれませんか?という男

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彼が美味しいご飯を作ってくれる

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そして同居人となる

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明るくなったさやか

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そして食べれる植物を取りに行く

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