anttiorbの映画、映像の世界

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ミッドナイト・アフター

2014年作品、フルーツ・チャン監督、サイモン・ヤム ウォン・ヤウナム ジャニス・マン クララ・ウェイ出演。

麻雀を打っていたバスの運転手のシュー(ラム・シュー)は仕事仲間からシフトを変わってほしいと頼まれる。 女房が産気付いたため、病院に連れて行きたいというのだ。 シューは借りていた金の返済を半年後に伸ばすことを条件に引き受けた。シューはバスを運転して、バス乗り場で待機した。 老若男女様々な客が乗り込んだ。 満席になったのを見ると、シューはバスを走らせた。
運転中、シューは交通事故を目撃した。 事故に巻き込まれていたのは、シューのバスに乗ろうとして、直前で取りやめたカップルだった。 本部に救急車への通報を要請すると、バスは目的地に向かって走り出した。
獅子山トンネルに差し掛かったシューは、無線で他の仕事仲間に同僚の子供が生まれることを報告してまわった。 道中の大学前で学生たちがバスを降りて行く。 
バスから降りた直後、学生の一人が体調不良を訴える。 食中毒を疑ったが、一緒に食事をした友人には異常がない。 ともかく、学生たちは救急車を呼ぶことにした。
バスは目的地に辿り着いた。 しかし、乗客は誰も降りようとしない。 乗客には不可解なことがあったのだ。 真夜中とはいえ、人や車の通りが全く ないこと、それに電波は通じているのに、電話が使えなくなってしまったこと。
乗客の一人がラジオを聞いてみようと提案する。 ラジオを付けると、ノイズに混じって妙な音が聞こえるだけだった。 チャンネルを変えても音は同じだ。
乗客の一人は獅子山トンネルを通った辺りで人通りがなくなったのではと言う。 消えたのは周りではなく、自分たちなのではと乗客は怯えだす。
客の女が、交通事故に巻き込まれたカップルのことを根拠に、我々は死ぬために運命に集められたのではないかと言い出した。 それから女は保険加入を勧め出した。 こんなときにビジネスかと車内は呆れかえった。 乗るバスを間違えた薬物中毒の男は、バスから降りた。
大学の寮に戻った学生たちは、電話がつながらないことと、 大学に誰もいないことに不安を感じていた。 こうしている合間にも学生の友人は体調を悪化させていた。友人たちが部屋に戻って来ると、白骨化した友人の姿があった・・・

監督はフルーツ・チャン、「THE JOYUREI 女優霊」 という 「女優霊」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7719767.html の海外リメイクを撮っています。 ファット役のサイモン・ヤム は、「ワイルド・シティ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14708508.html に出演しています。 他にはウォン・ヤウナム ジャニス・マン クララ・ウェイ という俳優陣が出演しています。
物語はあるバスに乗ってしまったことから、何か異次元なのか、おかしな世界に紛れ込んでしまうお話ですね。 途中までは普通の世界なんですが、ある地点を通った辺りから、なにやら様相が変わってしまうんですね。 そして途中で降りた人間が異様な消え方をしてしまうことから、外では異変が起きていることを感じ始める、乗り合わせた乗客たち。
なぜ人の気配がないのか? 誰もいないのか? そんな謎に乗客たちは、病気の蔓延か? いろんな想像をめぐらせ、あるものは家に行ってみたり、恋人の安否を確かめたり。
元の場所に戻ることができるのか? なかなか面白い設定ですね。 「ランゴリアーズ」 というS・キング原作のお話がありますが、ちょっと似ているんですが、こういう作品はラストが勝負ですよねえ・・・

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町は普通の夜を迎えていた

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バスは満員となって走り出したが

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途中から人気が消える

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バスを降り知人、家族に連絡を取るが

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不安に駆られていく乗客たち

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病原菌の蔓延なのか?

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