anttiorbの映画、映像の世界

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草原に黄色い花を見つける

2015年作品、ヴィクター・ヴー監督、ティン・ヴィン主演。

1989年、ベトナムの小さな町。 父親(レ・ヴィン)らしき男が荷車を引いている。 兄らしき少年(ティン・ヴィン)が後を押している。 荷台には、怪我をしたらしい少年(チョン・カン)が横たわっている。
仲のいい兄弟がいた。 12歳の兄ティエウは、弟のトゥオンと石投げで遊んでいる。ティエウは降参したふりをして、トゥオンに油断させる。 その隙に、トゥオンに石をぶつける。 トゥオンの額から血が流れる。 油断大敵と、兄は兄なりに弟を教育しているつもりだ。
トゥオンは頭がよく、運動神経も良い、でも素直な性格で、兄思い。 逆に弟に対して結構いろんなところで負けてしまうティエウ、石投げでも 小ズルいことをするちょっとだけ卑屈な性格だった。
兄弟は、ヒキガエルを捕まえ、ヒキガエルとお姫さまの話をする。 夜、ティエウは勉強し、トゥオンは本を読む。 またある夜、兄弟は、ダンおじさん(グエン・アイン・トゥー)から、猟師に復讐するトラとお姫さまの話を聞く。 トラが猟師に襲いかかる話に、兄弟は驚く。
ある夕方、ティエウは、父親から用事を言いつかる。 「これから客が来るので、ムーン(タイン・ミー)の家に言って、ピーナツを買ってこい」 と。 ムーンは、ティエウと同じ学校に通う少女だ。 シャイなティエウは、ひそかにムーンに想いをよせているが、なかなか気持ちを伝えられないでいる。
トゥオンは、しばしばニャン先生(マイ・テー・ヒエップ)の家に、鷹の爪をもらいに行く。 そして先生の娘ヴィン(カイン・ヒエン)に、ダンおじさんから頼まれた手紙をヴィンに手渡す。 兄弟は、興味半分、ダンおじさんとヴィンが会っているところをのぞき見したりする。
ダンおじさんは、片腕の先が無く不自由だったが、機転が利き、明るい性格だった。そんな二人は密かに付き合っていて、その使いをトゥオンがしているのだった。
ティエウとムーンが、入り江で遊んでいる。 ティエウは、ムーンの指紋を見るふりをして、ムーンの手に触れる。 「指紋がぜんぶ渦を巻いていれば、絵や字がうまい」と言いながら。 ムーンの指紋は、全部、渦が巻いている。 「絵も字もうまくない」とムーンとちょっと寂しげに言うのだった。
トゥオンは、ダンおじさんからの手紙を、いつもヴィンに届けている話を、ティエウに打ち明ける。 ある手紙には、恋愛詩が書かれていて、どんな詩か、トゥオンはティエウに教える。 「神様が病気だと 空が泣く 君を想う切 なさは 恋わずらい」。 ティエウ は、ムーンへの想いをこの詩に託すが、先生に見つかってしまう。
夜、意を決して、ティエウはムーンの家を訪ねる。 そこで、ムーンの父親がハンセン病で隔離されていることを知るのだった。
そんなある日、ある夜、ムーンの家が火事になる。 そしてそこは彼女の父がいる小屋だった。 お父さんは死んでしまったのか? 気がかりになるティエウだったが…

監督はヴィクター・ヴー、アメリカ生まれですが、今は拠点をベトナムに移し、監督業をしているという事みたいですね。 2003年に長編デビューをしていて、日本未公開ながらソフト化になった作品がありますね。
主演というか3人の少年少女を中心にお話は進んでいきます。 ティン・ヴィンとチョン・カンが兄弟役、そしてヒロインにタイン・ミー。 3人ともベトナムでは売れっ子俳優という事ですが、特にタイン・ミーは凄いらしいですし、本当に可愛い少女ですね。
物語は、中の良い兄弟で、ちょっと一人を好む性格の兄と、活発で頭がよく兄思いの弟、そして兄が慕うクラスメートの少女がだんだんと三角関係になっていくお話。でも大人ではないので可愛いもんなんですが、兄が弟に対してジェラシーを抱いて行くんですね。
家が火事になったことと、実は生きていた父のことで、母が町に行ってしまい、ムーンがティエウの家に預けられたことから、そうなってしまうんですね。 しかし元々、兄のティエウは、弟に対して劣等感を持っているんですね。 普通は逆ですが、それだけ弟は頭がよく、運動神経も優れ、喧嘩も仕方も上手いんですね。 どちらが兄かわからない。 でも心が綺麗で、思いやりがあり、ちょっと聖人のような感じなんですね。
ちょっとじれったくなる、また懐かしいような甘酸っぱいお話。 今はもう無くなった古き良き日本の物語のような感じを思い出される作品でした。

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ムーンはクラスのアイドル

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トゥオンは彼女が好きだった

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しかし

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ムーンはトゥオンの家に来て弟と仲良くなる

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そして二人は・・・

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