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2017年作品、M・ナイト・シャマラン監督、ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイ出演。

女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに招かれた。 しかし彼女はクラスでは浮いている存在で、変わり者として通っていた。 迎えがこなそうだったので、その帰り、クレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)と共に、クレアの父(セバスチャン・アーセラス)に送ってもらうことになる。
バリー(ジェームズ・マカヴォイ)は自分の書いたデザインを見せに、フレッチャー(ベティ・バックリー)のところにやってきた。 機嫌よく二人の会話は弾みバリーは帰っていく。
クレアの父が荷物を積んでいる間、車内で待っていた3人。 ケイシーは助手席にいたが、そこに乗り込んできたのは見知らぬ男(ジェームズ・マカヴォイ)だった。 あっという間に、3人は眠らされ、拉致されてしまう。
目覚めるとそこは殺風景な密室。 やがてドアを開けて入ってきた男は神経質な雰囲気を漂わせていた。 このままでは命が危ない。 どうすれば脱出できるのかと3人が頭をひねっていた矢先、扉の向こうからさっきの男と女性の声が聞こえる。
「助けて!」 と叫ぶ少女たち。 しかし姿を現したのは、女性の洋服を着て、女性のような口調で話す男だった。 「大丈夫、彼は あなたたちに手を出したりしないわ」 絶句する少女たち。
次に、今度は屈託なく 「僕、9歳だよ」 と男は話かける。 実は彼は23もの人格を持っており、DID<解離性同一性障害>で精神医学を専門とする女医フレッチャーのセラピーを受けていたのだった。
密室で3人の女子高生 VS 23人の人格の熾烈な攻防が繰り広げられる。 しかしその男にもうひとり “24人目” の人格が生まれようとしていた・・・

前作の 「ヴィジット」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13583094.html で、わたしはM・ナイト・シャマランの切れ味が戻ってきたなあと感じましたが、今作はまたなかなか面白い設定、そしてマカヴォイのものすごい役柄が際立った作品となりました。
そしてヒロイン役はアニャ・テイラー=ジョイ、彼女は独特な雰囲気を持った若手女優ですね。 日本で言えば島崎遥香に似ていて、演技も近かったです。 おそらく今後いろいろオファーが来るでしょう。 
してクレア役のヘイリー・ルー・リチャードソン、「スウィート17モンスター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14879678.html でクリスタ役をしていました。
物語は23もの人格を持った男と、そのある人格に拉致された女性3人、そしてこの男をずっと見ている精神専門医とのやり取りになって行きます。 フェレッチャーは23もの人格を把握し、この男をコントロールしていると思っています。
しかしだんだん何かがおかしいと思い始めるんですね。 しかし今回はその人格がなかなかブロックをするんですね。 実はこのバリーと言う人格が全体をコントロールしているんですが、今回は反旗を翻した人格が登場してきているようです。
多重人格と言うのは、なかなか理解しづらいことなんですが、実際に存在すると言われています。 しかし23もの人格と言うのがすさまじいし、作品ではさらに進んだある現象にも触れられているんですね。
そしてラストシーンにある人物が、さらにある過去作とのコラボ企画が(^^)
続編と言うことになりそうですが、監督にしては珍しい、つながりのある作品になっていました。

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いきなり車に乗り込んできた男

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少女たちは密室に

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“パトリシア”?

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次は“ヘドウィグ”

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彼は9歳の少年?

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そしてこの人格はフレッチャーのところに行く

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