anttiorbの映画、映像の世界

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ノー・エスケープ 自由への国境

2015年作品、ホナス・キュアロン監督、ガエル・ガルシア・ベルナル主演。

メキシコ=アメリカ間の砂漠の国境。 15人のメキシコ人を乗せたトラックが走っていた。 運転席にいたロボ(マルコ・ペレス)とメカ(ディエゴ・カターニュ)が載せていた人間たちは不法移民で、国境に向かってトラックを走らせていた。
しかしトラックは急に止まってしまう。 機械のわかるモイセス(ガエル・アルシア・ベルナル)はおろされ車を見てみると、オーバーヒートを起こしていて、使い物にならないことがわかる。 そして15人は国境まで徒歩で行くことになるのだった。
一方、犬を連れたサム(ジェフリー・ディーン・モーガン)という男がアメリカ側の国境を走っていた。 途中国境警備員(ルー・テンプル)と出会うが、うさぎ狩りをしていると言ってその場を立ち去っていく。
15人の移民たちは、国境の金網を超え、徒歩で街のある場所まで移動し始めた。 何とか早くたどり着きたかったロボは、どんどん歩く速度を上げていく。 そしてメカは、遅れている5人についていたので、どんどんロボたちから遅れてしまうのだった。 砂漠の丘を越えたところで、10人とロボたちはだいぶ先を、ほぼ駆け足で移動していた。 いくら呼んでも止まってくれる気配はなかった。
そこに、突如、どこからともなく銃弾が襲いかかる。 襲撃者の正体は不明 。 摂氏50℃の砂漠で、ライフルでの虐殺は始まるのだった。 狙いは正確で、どんどん撃たれ倒れていく不法移民たち、遅れていた6人は恐怖に打ち震える。
そして全員が撃ち殺され、今度は自分たちの番だと思った6人は必死に逃げるのだった…

監督はホナス・キュアロン、アルフォンソ・キュアロンの息子で、おとうさんは今回製作で参加しています。 ホナスの作品は劇場公開ではありませんは、「ゼロ・グラビティ」のスピンオフで 「Aningaaq アニンガ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10952554.html という短編を取っていますね。 本編のある部分を補てんする、なかなか面白い短編でした。 本編では脚本参加していましたね。 そして今作は初の長編作品を撮りました。
主演はモイセス役のガエル・アルシア・ベルナル、おそらく今後多くの作品で起用されていくメキシコの俳優さん、私は初めて見ました。
物語は不法入国を目指すメキシコ移民たちを狙う銃弾、何とか生き延びようと砂漠をひたすら逃げる集団から遅れた6人のお話ですね。 彼らを狙うのは一体だれか? まあそれは見てのお楽しみですが、これを見ると、違法難民を良く思っていないアメリカ人は結構いるのでは? なんて思えますね。
トランプが勝ったのにも、納得させられるお話なのかもしれませんね。

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愛犬とウサギ狩りをしている男・サム

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いきなり銃撃された不法移民たち

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どんどん撃たれ減って行き

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どこに逃げればいいのか?

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逃げ切れるのか?

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