anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ヒーロー・ネバー・ダイ


ベイはあるのどかなところにたたずむ一軒の小屋に来ていた。 しかしそこにいた老人になぜか平身低頭だった。 そこには通訳の男がいて、しきりに彼は何かを聞き入っている。
その老人は予言者で、ベイは今後自分がどうしたらいいのかのお告げを聞きに来たのだった。 香港の黒社会は支配する二大組織が競い合っていた。 
クールで凄腕の用心棒ジャック(レオン・ライ)は策略家のペイの配下、今回もぴったりそばで警護をしているが、ボスが足蹴にされている姿を見て、ジャックは老人にカマをかけてみる。 老人はうろたえ、とうとうジャックは予言者の足を撃ち抜く。 老人の預言者はどうやらペテン師だった。
一方の組織の腕利きの殺し屋チャウ(ラウ・チンワン)は、その予言者のところに、ベイが今どこにいるのかを聞きにやって来た。 彼は残虐なチョイの配下で、お互いに敵のボスの命を狙っていた。
彼もまた預言者のペテンを見抜き、脅して帰っていく。
そんな二人はある酒場でとうとう出会ってしまう。 一歩も引かない両者、もちろんここでやり合うような野暮なことはしないが、ジャックにはヨーヨー(ヨーヨー・モン)という恋人が駆けつけ、チャウにもフィオーナ(フィオーナ・リョン)が駆けつけてきた。
そこで二人は一歩も引かないやり取りをして、最後にはどちらがボトルを入れるかまで競い合うのだった。
そしてとうとうベイの隠れ家をチャウが襲撃、壮絶な銃撃戦の末、勝負がつかないまま力尽き倒れたふたりだった。 しかし、ペイとチョイはタイの麻薬王 “将軍” の調停で手打ち。 ジャックもチャウももはや用無しとなった。
お互いの愛人にかくまわれていた彼らに組織の魔手がのびる。 両足を失ったチャウは組織から見放され、それに抗議した彼の情婦は殺された。
復讐のためチョイを狙撃するチャウだが失敗して逆に重傷を負う。 かくしてふたりはおのれを襲った残酷な運命に抗するべく決死の行動に出るのだった・・・

これは男の物語、かっこいいですね。 監督はジョニー・トー、気が付いてみると初鑑賞ですね。 こんな硬派の作品ならまた監督作品を見たくなりますね。
主演のジャックも初めてかもしれませんし、対するラウ・チンワンも初めてですね。
物語は男の闘いをし合う用心棒のかっこよさと、それを雇う側の組織のボスとの対比が大変面白いですね。 何か古き良き日本の任侠作品、たとえば 「仁義なき戦い」 シリーズ http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%BF%CE%B5%C1%A4%CA%A4%AD%C0%EF%A4%A4&sk=0 にも多少は通じるところでしょうか?
まあ組織の論理と、えげつなく生き残って行こうとする親分たち、対して自分の仕事に命をかける用心棒、なかなか熱い男の姿を見れる作品でした。

イメージ 1
ベンを守るジャック

イメージ 2
チョイを守るチャウ

イメージ 3
バーで出会う二人

イメージ 4
そして戦いとなり

イメージ 5
用済みなった二人は復讐のため共闘

イメージ 6