anttiorbの映画、映像の世界

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おと・な・り

2009年作品、熊澤尚人監督、岡田准一主演。

カメラマンの聡(岡田准一)と花屋でアルバイトする七緒(麻生久美子)は、同じ古いアパートに暮らす隣同士。 風景写真を撮りたいと思いながらも、人気モデルで友人のシンゴ(池内博之)の撮影で忙しい日々を送る聡。
七緒は、フラワーデザイナーを目指してフランス留学を目前に控えている。 ともに“30歳、恋人なし” の2人だったが、顔を合わせたことはない。 それでも、壁越しに互いの生活音は耳にしていた。
七緒の口ずさむメロディ、レッスン中のフランス語やくしゃみ。 加湿器や火箸風鈴の音。 聡がコーヒー豆を挽く音、キーホルダーのチェーンが揺れる音。 それらは、いつしか互いに安らぎをもたらす心地いい響きとなっていた。
ある日、聡はアラスカへ行きたいという自分の思いを事務所の社長・荒木(平田満)に打ち明けようとする。 だが、シンゴ (池内博之)の初主演映画のスチールカメラマンを引き受けてほしいと引き止められてしまう。
鬱屈した思いを抱えて帰宅すると、シンゴの恋人の茜(谷村美月)と名乗る女性が訪ねてくる。 連絡の取れなくなったシンゴを探しにやってきた彼女は妊娠3ヶ月。 シンゴが帰ってくるまで聡の家に居候すると宣言する。
一方、七緒はいつも行くコンビニ店員の氷室(岡田義徳)にオーダーされて自分が作った花束を、そのままプレゼントされ、告白される。 だが、自分の夢を叶えるための留学を控えた七緒には、彼の気持ちを受け止めることはできなかった。
部屋を出て行く気配のない茜と言い争ったことを後悔し、シンゴとの思い出の湖で決意を固める聡。 氷室の隠していた 秘密を知ったことで、深く傷つく七緒。
それぞれの身に起こった小さな事件は、2人にとって日常を見つめ直し、新たな一歩を踏み出すためのきっかけとなる。 幾度かすれ違いながらも、まだ顔を合わせたことのない2人が出会う日はやってくるのだろうか…

監督は熊澤尚人、「君に届け」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5029066.html はベタでしたが、多部未華子が瑞々しくて爽快な作品でした。 今作は主演は岡田准一麻生久美子ですね。 珍しい組み合わせに今は感じますが。
岡田君はここ数年彼の出ている作品はすべて見ていますね。 逆にこれ以前の作品はあまり見ていない感じです。 ただこの作品の直前の 「陰日向に咲く」 が彼の分岐点的な感じがするので、ちょっと見てみたいですが。
そしてこの作品でやはり見たいのは麻生久美子ですね。 逆に彼女の出演作品が歯抜けになっています。好きな作品は 「グッモーエビアン!」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8059980.html でした(^^)
アパートの隣に住んでいるにも関わらず、決して顔を合わせることのない二人、規則正しい花屋さんと、時間が決まっていないような仕事のカメラマン、確かにすれ違いなのかもしれませんね。
聡は、シンゴの彼女がいきなり転がり込んできて、だんだんと彼女に惹かれていく。一方の七緒は変な男に振り回される。 しかし二人は実は知り合いだったんですね。 しかしそれをお互い知るのも終盤になってから、そこからもまだまだ焦らされます(^^)
これはエンドロールにカットが入らず、音声だけでエピローグが語られるんですね。それはなかなかおしゃれな演出、一応ハッピーエンドなんでしょう。

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二人の住んでいるアパート

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カメラマンの聡

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花屋で働く七緒

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隣の音が聞こえる

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そこにシンゴの彼女が転がり込んでくる

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