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13日の金曜日/ジェイソンの命日

1993年作品、アダム・マーカス監督、ジョン・D・ルメイ、カリ・キーガン、エリン・グレイ、スティーヴン・ウィリアムズ出演。

アメリカ、ニュージャージー州ブレアーズタウンのキャンプ場クリスタル・レイクにある一軒家に、久しぶりに女性がやってきた。 彼女は部屋の電気を点けようとしますが、ちょうど電球が切れてしまう。
電球を交換した後、女性がシャワーを浴びようとすると、ジェイソン(ケイン・ホッダー)が現れた。 女性はバスタオル1枚で走って外に逃げるのだったが、そこに、突如として森にライトが照らされ、ジェイソンはFBI特殊部隊の総攻撃を受ける。 さらに迫撃砲で攻撃されたジェイソンの肉体は、四散した。 女性は連続殺人鬼・ジェイソンをおびき出すための罠だった。
ジェイソンの遺体は集められ、オハイオ州ヤングスタウン連邦死体保管所に運ばれていく。 ジェイソンとは、かつてクリスタル・レイクで溺死したとされる少年だったが、実は生きていて、その後クリスタル・レイクにやってくる人たちを殺す、連続殺人鬼。
しかも殺してもゾンビ化して蘇っており、今まで100人以上の犠牲者が出ていた。 アメ リカはジェイソンを退治するとともに、ジェイソンの生態を解き明かすため、ジェイソンの死体を検死官が調査することになった。
ジェイソンの肉体を分析していた検死官・フィル(リチャード・ガント)は、常人の2倍の大きさを持つジェイソンの心臓が動くのに魅入られてしまい、なんと彼はその心臓にかぶりついてしまうのだった。 その瞬間赤い謎の光がジェイソンのバラバラの死体から飛び出し、フィルの体内にどんどん入っていくのだった。
ジェイソンの魂はフィルに乗り移り、警備の警察官と、補助の検査官を殺して悠々と死体保管所を脱出していくのだった。
早くもそれは消えた死体、殺された3人、そして行方不明に検視官としてニュースになっていく…

監督はアダム・マーカス、この作品が監督デビューのようですね。 ジェイソン役には、7作目からケイン・ホッダーが引き続き演じています。
大きな変化はこのシリーズ8作目から権利が “ニュー・ライン・シネマ” に移るんですね。 それはのちに異色作を作る環境が整う事になるんですね。
また、リセットされた感じがこの作品では画かれていて、いきなりジェイソンがFBIの特殊部隊によってばらばらにされてしまいます。 今までいろんなやり方で、葬ったはずのジェイソンでしたが、その都度復活、今作は冒頭でバラバラとなり、いきなり修復不可能な状態になるんですね。
しかしここで、「ジェイソンが死ぬわけがない」 とうそぶく黒人の男の姿が映ります。彼はクレイトン・デュークといい、スティーヴン・ウィリアムズが演じていますが、彼は賞金稼ぎで、ジェイソンに詳しく、退治方法を知っているというんですね。
しかしなまじっか嘘を言っているわけではなく、ある人物、そしてある武器を使う事がジェイソンを抹殺する唯一の方法なことを知っています。
ただ、今作は私は失敗作な気がしますね。 あくまでもジェイソンは、無敵の怪物であり、死んでも復活する、たとえ死んでも故郷・キャンプ・クリスタル湖で、鎮められるというセオリーが、ちょっと薄れているところですね。
また、ジェイソンが死なないのは、肉体を持った存在ではないという、恨みを持った魂という部分の表現が、「13日の金曜日」 らしくないというところですね。
ただ、じゃあなんでこのシリーズを買ったのか? それはラストシーンにあるんですね。
1作を挟んで、大バトル作品が製作されるんですね。

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いつものように女性に襲い掛かるジェイソン

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しかしまばゆい光が

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そうこれは罠で一斉攻撃を浴びる

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しかしジェイソンは精神体となって寄生を始める

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そして最後の戦いに

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