anttiorbの映画、映像の世界

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サバイバルファミリー

2017年作品、矢口史靖監督、小日向文世深津絵里泉澤祐希葵わかな出演。

東京に暮らす鈴木家では、お母さん・鈴木光恵(深津絵里)が話しかけてもお父さん・鈴木義之小日向文世)はテレビに見入り、無口な息子・賢司(泉澤祐希)はヘッドホンをつけ音楽に夢中、娘・結衣(葵わかな)はスマートフォンを手放せず、一緒にいてもどこかバラバラだった。
ある朝、義之が起きると外はもう明るくなっていた。 目覚まし時計が鳴らず、それだけでなく、テレビや冷蔵庫の電化製品、スマートフォンがすべて動かなくなっていた。
3人はあわただしく会社、学校に行くが、駅は電車がストップしていて、ホームにも入れない状態、自転車通学の賢司と結衣は自習になってしまう。
義之は何とか徒歩で会社までたどり着くが、会社のビルは電気が止まり開かなくなってしまっている。 警備会社に許可を取り、ガラス戸を割って中に入るが、結局あらゆる電気、通信ができないので、暗くならないうちに帰るよう指示が出るのだった。
光恵は周りの主婦たちが蝋燭を買いに走るのを見て、急いで買いに走るが、スーパーのレジもまったく機能していないので、現金しか使えず、レジではそろばんで計算をしている。 義之は金を降ろそうにも、銀行はごった返しで、通帳と印鑑でしかおろせないし、まず入ることもできないのだった。
そしてとうとう会社も自宅待機となり、同僚で上司の高橋亮三(宅麻伸)は家族と一緒に田舎に出かけていく。 もう水が少なくなってきているからだった。
そして鈴木家も、光恵の実家の鹿児島に行くことを決心する。 そこには彼女の父親の佐々木重臣柄本明)が一人で住んでいて、心配なのと、そこには海が近く、海産物が取れるという利点もあるのだった。
そしてまず4人は、もう1台自転車を都合し、羽田空港に向かうのだったが…

今の世の中電気が無くなったらどうなるか? こういうネットもできなくなるでしょうし、あらゆる生活に支障が出ますね。 近いところでは東日本大震災がありましたし、たまたま私の地域ではありませんでしたが、計画停電というのがあり、灯りは蝋燭、懐中電灯であとは寝るだけという時間を味わった人もいますね。
今作では電池も使えず、そのためポンプも動かず、ガスも結局は電気の力で供給しているので、あらゆるインフラがすべてダメになってしまうんですね。
4人は、空港に向かいますが、もちろん飛行機なんか動くわけがない。 そして下した決断は自力で鹿児島に行くと言う事でした。
まずは東名高速に入ってひたすら西に向かう。 しかし3台ではダメという事で、もう1台自転車を見つけようという事になりますが、米屋の脇にあった使わない自転車を物々交換でもらうシーンが大変面白く、人間の素の部分が描かれていましたね。
ロレックスとか、絵画という贅沢品に見向きもしない女店主、渡辺えりが演じていますが、光恵が機転を利かせて持ち出した酒と水で、何とか自転車ゲット、そして西に向かって出発するんですが…
「大阪は電気が通じているらしい」 そんな噂を頼りに、なんとか大阪まで頑張ろうと必死の4人、しかし現実は?
矢口監督と言えば 「スイングガールズ」 「ウォーターボーイズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9008952.html そして前作は 「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11563134.html でしたが、前作でも自然を題材にした作品の傾向があり、今作はその究極の考えが描かれていることを感じましたね。
喉元過ぎれば…あの大震災で味わった不自由さを、すでに忘れつつある私、何時こういう事が起こってもいいような心構えをしていないとと、反省する作品でした。

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蝋燭の灯りで囲む食卓

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まずは羽田をめざし水を仕入れる

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しかし空港も閉鎖

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そして自力で大阪を目指す

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火を起こそうとするが

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途中で出会ったキャンプの達人、サバイバルに適していた

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