anttiorbの映画、映像の世界

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絶叫のオペラ座へようこそ

2014年作品、ジェローム・サブル監督、アリー・マクドナルド主演。

人気女優のカイリー(ミニー・ドライバー)はその日も主役を務めていた。 憧れの母を楽屋で見たカミーラだったが、その日が母の最期になってしまう。 彼女はオペラ・ゴーストのマスクをつけている襲撃者によって、舞台裏で殺されてしまうのだった。舞台を催していた会社は破産、カミーラと弟は貧しい子供になってしまっていた。
時がたち、母を亡くしたカミーラ(アリー・マクドナルド)は、母のように舞台に立つことを夢見ているが、俳優養成キャンプの調理場で働く毎日を送っていた。
そんなある日、キャンプで次回ミュージカル公演のオーディションが行われることになった。 その演目は、なんとカミーラの母が主演を演じた 「オペラ座のたたり」 だった。
今回は日本の歌舞伎を取り入れた斬新な設定にするという事だった。 何とかこの舞台に立ちたいと思ったカミーラだったが、ただの調理場で働く女の子の彼女でしかなかった。 しかし彼女は諦めきれず、オーディションに紛れ込み一緒に受けるという決心をしたのだった。
なんとかチャンスを得た彼女は、舞台に出るチャンスを得るこ とができた。 稽古に参加することができたのだが、しかしまだ主役のソフィアを演じることができるかどうかはわからなかった。 そこには、お金持ちの娘で、実力もあるライバルのリズ・シルバー(メラニー・リーシュマン)に勝たなければならない。 そしてそれは演出家の アーティ (ブランドン・ウラノヴィッツ)の気を引く必要がある。
アーティーはしたたかでなかなか態度をはっきりさせない、彼には下心があるのが見え見えだった。 そして仕方なく彼女はアーティーに身を任せようとするのだが、直前で思いとどまる。そ してアーティーは何者かによって殺されてしまうのだった。
舞台はどうなってしまうのか? はたして彼女は主役を射止めることができるのか?…

一昨年の初めに “未体験ゾーンの映画たち2015” で公開された今作、監督はジェローム・サブル。 「ABC・オブ・デス2 」 に参加しているだけで長編は初めてですかね?
主役はアリー・マクドナルド、「デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森」 という作品に出演しているようですが未見です。
まあ今作の面白いところはミュージカル仕立てのホラーというところですね。 なかなかお目にかかれないというか、恐くなくなってしまうのでは? と思える作品にみられますよね。 まあ、しっかり、殺しの部分では歌いませんが、それだとパロディになってしまいますからね。
しかし、この作品中で演じられる 「オペラ座のたたり」 がなんと日本的な作風に変えられてしまい、歌舞伎の要素で隈取をされているんですね。 日本人が見るとこれは違和感がありますし、残念ながらこの設定自体がコメディとなってしまいます。 まあ演技はお笑い調にはなっていませんが。
まあ意欲作? 挑戦作? ですかね。

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母はこの上演中に殺される

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そして時が経ち久しぶりの上演が決まる


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カミーらと弟

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そして彼女が主役に

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しかし殺人鬼が再び現われる

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