anttiorbの映画、映像の世界

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スケア・キャンペーン

2016年作品、コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ監督、ミーガン・ワーナー、イアン・メドウズ、オリヴィア・デヨング出演。

ジョージ(ジョン・ブランプトン)は、警備の仕事をこの救急病院で任されることになった。 引き継ぎをエマ(ミーガン・ワーナー)から受けた彼は、運ばれてくる遺体があるので、それを霊安室や解剖室に運ぶという仕事を言われる。 たった一人で病院の警備室で深夜の警備をすることになる。
そんな中、救急のブザーが鳴り、彼が向かうとそこには袋に入った遺体がキャスターの上におかれていた。 解剖室に運んだ時、遺体がむっくり起き上がってきた。恐怖に震えたジャックは警備室に逃げ込み、モニターを見ると遺体が消えていた。そしてその遺体はこちらに向かってきているようだ。 すぐにエマに電話を掛けるが彼女は取り合わない。
実はこれは、人気TV番組 「スケア・キャンペーン」。 マーカス(イアン・メドース)率いるチームがこの担当だ。 彼はエマと付き合っているが二人に仲は冷め始めている。
出演者をニセの心霊現象などで怖がらせて、その様子を隠しカメラで撮影するというドッキリで長年視聴者を楽しませてきた。 ジョージは今回仕掛けに嵌る何も知らない男なのだが、彼は取り乱して銃を持って死体に向かっていく。 危険を感じたエマは、種明かしをするが、その銃は彼が護身用に持っていたフェイクの銃だった。
しかしこの番組も、だんだん頭打ちになって来ていて、その編集をしていると、チームはマネージャーのビッキ(シグリ・ソーントン)に呼ばれ、ある動画を見せられる。
それ はネット配信動画で仮面をかぶった集団が、より残虐な映像を見せつける、今大人気のシリーズで、物凄いアクセス数を持っていた。 しかしどう見ても実際の殺人を映しているとしか思えない動画で、エマは途中でコードを抜いてしまう。
しかしビッキはこのままでは番組を打ち切ることをにおわせ、もっと過激な企画にすることを言い渡す。
そこでマーカスのチームは、次の現場の候補にしていた、ある廃病院で大がかりな仕掛けをすることにするのだった。 そこは昔精神病院で多くの犠牲者、死人が出たという曰くつきの廃病院だった。
しかしこれはこれから彼らが味わう恐怖の始まりだった…

監督のコリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズの二人は、「モーガン・ブラザース」  http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14687456.html  という、ちょっと変わった作品を以前に発表しています。 それはこちらを読んでほしいんですが、これがなかなかの奇怪な作品で、ちょっと癖になるお話なんですね。
今作は、いま日本でも少なくなったドッキリ番組、たしかに今は素人でも結構リアルなフェイクが作れる時代でもあり、なにもテレビ局がお金をかけて作る必要が無くなってきているのかもしれません。
そんな生き残りというか、一発逆転をしようとしているチームのお話ですが、これがけっこう陰惨な事件に発展していくんですね。
主演はミーガン・ワーナー、彼女はこの番組のスタッフであり、騙しの主演女優、しかしもうこの仕事に嫌気もさしていて、この仕事を最後に辞めようと思っているんですね。
しかし、今回の大掛かりなフェイクに新人女優が起用されます。 アビーという若い役者でオリヴィア・デヨングが演じていますが、彼女は「ヴィジット」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13583094.html でも姉の方で主演しています。 あれも結構面白かった。
私は心霊作品なのかな? と思っていましたが、意外な方向に流れて行きます。 しかしこの作品、最後にもう一捻りがあればねえ、と感じたんですが、いかがでしょうか?
これも「未体験ゾーンの映画たち2017」で上映開始しています。

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この番組のスタッフたち

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エマが進行役、騙し役だが

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新人女優のアビー

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しかし被験者の男が暴走

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おかしくなり暴れ始める

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