anttiorbの映画、映像の世界

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ウルトラマン 「禁じられた言葉」

1967年2月26日放映、鈴木俊継監督、金城哲夫脚本。

晴れ渡る空の下、飛行機ショーの見物にやってきたハヤタ隊員(黒部進)とフジアキコ隊員(桜井浩子)、彼女の弟のサトル君。
「かっこいいなあ」 とポップコーンを食べ漁るサトル少年(川田勝明)に、「飛行機が空を飛ぶのは当たり前だ。 珍しくもないね」 とどこからか不思議な声が聞こえてきた。 誰だろうと訝しがるサトル少年。 するとその時、空からタンカー船が飛んできて爆発してしまった。
ムラマツキャップ(小林昭二)に通信しその場をあとにするハヤタ達であったが、その後消息を絶ってしまう。 アラシ(石井伊吉)とイデ(二瓶正也)が宇宙パトロールに出たときには乗り捨てられた車の残骸が浮 いていた。 そこへ信じられない情報が、なんと巨大化したフジ隊員が街を破壊しているというのである。 現場へ来て声をかけても応答はない。
その頃、サトル君はある宇宙船の中で目を覚ました。 そこに控えていたのは悪質宇宙人メフィラス星人だった。 自分は暴力は嫌いで礼儀正しい紳士のようなものだというと、地球人の代表として、「地球をあげます」 と言ってほしいとサトル君に迫った。
しかしサトル少年はこれを拒否。 激高したメフィラスはフジ隊員に街を破壊させる科特隊は操られているフジ隊員に手出しが出来ない。 さらにバルタン星人、ザラブ星人、ケムール人まで現れる。 メフィラスの命令の元、彼らは一斉攻撃ができるというが、宇宙人たちはすぐに姿を消してしまう。 メフィラスは彼ら を見せつけて警告を発するのだった。
その頃、ハヤタは笑いながら姿を現すと、「地球を売り渡すような人間はいない。 地球をよくして行こうこそ思いこそすれ、地球を売り渡す様なことは絶対しない」
と言ってメフィラス星人に立ち向かおうとするが、動きを封じられてしまうのだった・・・

この回もなかなかシュールな回でしたね。 今作はフジ隊員が巨大化するんですね。 フジ隊員役の桜井浩子さんは、前作の 「ウルトラQ」 では、逆に小さい役もしていますね。 「1/8計画」ですが、その回もまたシュールでしたね(^^) そしてリストとかには、“巨大フジ隊員” として怪獣扱いされてもいるんですね(^^)
今作はちょい役ですが、過去に出た宇宙人たちが登場します。(ケムール人は未来人のはずですが?) ちょっと子供心に豪華な感じがしていました。
またメフィラスが強いんですよね。 ウルトラマンと互角の戦いで、未決着で帰って行きます。 ただ後に 「ウルトラマンタロウ」 で再登場したときは、ちょっと情けない役で、今作の強烈さはなく、 ずるがしこさだけのただの悪役に成り下がっていましたね。 メフィラスの黒歴史でした。
ただ最近の新作で登場するときは、なかなかあくどく強い役が多いです。 これもまた侵略ものの回でした。

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サトル少年を連れ去るメフィラス

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彼にある言葉を言ってほしいのだった

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拒否をすると巨大化したフジ隊員が暴れだす

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さらにバルタン

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ザラブ

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ケムール人が現われる

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そして対決に

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