anttiorbの映画、映像の世界

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ウルトラマン 「侵略者を撃て」 「科特隊宇宙へ」

「侵略者を撃て」
1966年7月24日放映、飯島敏宏監督、千束北男脚本。

ある夜、強烈な電波を発する物体が飛来し、御殿山の科学センター付近で突然消滅した。 科学特捜隊アラシ隊員(石井伊吉)が調査に向かう。 だが、すでに科学センターはバルタン星人によって占拠されていた。 そしてアラシ隊員はバルタン星人の光線によって動きを封じられてしまう。
バルタン星人の襲来により、ただちに防衛軍と科学特捜隊との防衛会議が開かれる。 席上、意見を求められた科学特捜隊のキャップ、ムラマツ(小林昭二)は話し合いを主張するが、それは降伏しろということかと反論され、結局は結論が出ないまま進行していくのだった。
しかし強行しても異星人を倒せる保障はなく、結局科学特捜隊のハヤタ隊員(黒部進)とイデ隊員(二瓶正也)が交渉に向かうのだった。 科学センターの中は、動きを止められた人間が、多くいてイデが交渉役となるが、彼の宇宙語が聞き取りづらいということで、アラシ隊員の体を通じて会話が成立する。
しかしバルタンは地球移住を宣言し、それは侵略だった・・・

「科特隊宇宙へ」
1966年10月30日放映、飯島敏宏監督、千束北男脚本。
世の注目を集めるなか、宇宙開発研究所の毛利博士(池田忠夫)が、自ら発明した宇宙ロケット・おおとりに乗り込んで金星へと出発する。 科学特捜隊にオブザーバーのかたちで協力している科学センター・岩本博士(平田昭彦)のフェニックス号は、おおとりの後塵を拝することになり、ホシノ少年(津沢彰秀)は涙が出てしまうほどくやしくて堪らずにいたのだった。
成功率99%の確率でもプロジェクトを進め、歴史に名を残す毛利博士と、例え競争に負けようと100%の確信を得るまで動かない岩本博士。
「科学者として果たしてどっちが勇気のある、正しい行き方だろうね。 よく考えてみようじゃないか」 とムラマツキ ャップはホシノ少年に問い掛け、一番乗りに拘らないよう、ゆっくりと諭すのだった。
科学特捜隊は2段ロケット切り離しに不安があったので警護に当たっていたが、無事クリア、おおとりは宇宙空間に飛び出していく。
しかし同じ軌道上に、正体不明の物体が近づきおおとりにくっついてしまう。 そしてそれはバルタン星人の罠だった。 おおとりを通じてある策略を立てているバルタンは地球に、科学特捜隊に、そしてウルトラマンに宣戦布告をしてくるのだった・・・

今日は 「ウルトラマン」。 この作品があったからこそ、今までシリーズが続いている。 前作ウルトラQは、怪獣が出てきて、なんとなく防衛軍、自衛隊が戦う漠然としたものでしたが、一歩進んで正義のヒーロー、それも巨大化して地球を救う宇宙人という斬新な設定で、一大ブームを起こしましたね。
その中でやはり未だに新しい世代のウルトラマンが戦うのが、ライバル的な存在のこのバルタン星人ですね。
昨日に書いた 「ガラモンの逆襲」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14653020.html で出てきた “セミ人間” がこの元になりました。
特に当時は珍しいと草津、分身の映像は斬新でしたし、一端やられたところから、起き上がるシーンはちょっと変わった分身の術みたいでしたね。
実はこの2作品とも、あまりウルトラマンと壮絶な戦いにはならないんですよね。 あっさりとした、ちょっと見ウルトラマンが強すぎるという感じに見えます。
ただ、この前後編のようなバルタン星人の回はなかなか面白かったですね。 ウルトラマンは基本VS怪獣ですが、数少ない異性人の侵略者でした。

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アラシ隊員が拘束される

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イデ隊員が交渉に向かうが

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翻弄される

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巨大化するバルタン

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目の傷の意味は?

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毛利博士のおおとりに現われた生き残り

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科学特捜隊に宣戦布告

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改造されたビートルで宇宙へ

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自らも改造して戦うバルタン

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テレポーテーションをするウルトラマン

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そして地球で激闘