anttiorbの映画、映像の世界

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天使が歌う街

2013年作品、ティム・マッキャンリーズ監督、ハリー・コニック・Jr主演。

歴史教授マイケル(ハリー・コニック・Jr)は妻のスーザン(コニー・ブリトン)と一人息子のデヴィッド(チャンドラー・カンタベリー)との3人の生活だった。 そろそろ手狭になってきたので、新しく家を購入したいと思っていたマイケルだったが、不動産屋の女性が紹介する物件は、どれも今一つだった。 予算通りだと狭すぎて、良い物件だと価格は破格だったり。
たまに両親のところに遊びに行く3人。 父(クリス・クリストファーゾン)と母(フィオルナ・フラナガン)は優しく家族を迎えてくれる。 しかしマイケルの両親は何か彼に気を使っているようだった。
それは幼いころの話、マイケルのは兄がいたのだった。 しかし二人で遊んでいるときに兄は事故で死んでしまったのだった。 マイケルはそれ以来、あんなに好きだったクリスマスを祝う事をしなくなったのだった。 そしてデヴィッドもそんなクリスマスを家で行うことなく育ったのだった。
そんなある日、何とか新居を探そうと思い、自転車で物色していた際に、自転車がパンクしてしまい押しながら歩いていると、テラスから声をかけてくる初老の男性がいた。 このあたりで家を探しているとマイケルが言うと、良かったらうちを見て行かないかと言われる。
しかし外見からとてもマイケルが手を出せないほどいい感じの家だった。 いろんな物件を見て大体相場のわかっていたマイケルは、ただ見るだけで替えない だろうと思っていた。
その男はニック(ウィリー・ネルソン)という、彼の話を熱心に聞き、なんとマイケルの希望額で売ると言いはじめる。 からかっているのかと初めは信じようとしないマイケルだったが、条件があった。 それは今ここで決めてほしいという事と、家をピンクに塗らないでほしいという変わったことも言うのだった。
こんないい物件をこちらの希望額で売ってくれる。 マイケルは飛びつきその場で握手を交わし、すぐに妻と息子に話、みんなをニックのもとに連れて行くのだった。 スーザンも、デヴィッドも当然の事のように喜んだ。
そして引っ越しの時、ニックはもうそこからは消えていて、鍵だけがドアに刺さっていた。
しかしその日からご近所の住人が立て続けに訪 ねてくるのだった…

これもクリスマス作品ですね。 事故に遭ってからクリスマスに関して心を閉ざしてしまい、30年がたったマイケルの再生譚のお話です。
日本でも今は当たり前のようにクリスマスは盛り上がりますが、日本は1か月前当たりから徐々に盛り上げて、イブが最高潮で、25日が終わると一気に撤去ですよね。
アメリカはニューイヤーと続いて行くらしく、ツリーもそのままと聞いたことがありますが?
どこかで見たことのあるおじさんだったのは、なんとウイリー・ネルソンでした。 カントリーの大御所といった印象があるんですが、幅広い音楽活動をしているんですよね。 ちゃんと歌唱シーンがありますし、今作では謎のおじさまとして良い役で登場していますし、これはサント ラがあったら欲しいですね。
引っ越し先で次々訪ねてくるお客たちの歌が上手い事、多くのミュージシャンが参加しているとのことです。 と言うか、主演のハリー・コニック・Jr自身、私は俳優としてよりも歌手のイメージが強いですね。
クリスマス作品なんですが、音楽作品としてもなかなかの人生の再生譚でした。

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新しい家を探していたマイケル

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こんな家が自分たちに

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しかしいろんな人が訪ねて祝ってくる

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クリスマスを知らないデヴィッド

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その日が近づいてくる

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