anttiorbの映画、映像の世界

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淵に立つ

2016年作品、深田晃司監督、浅野忠信古舘寛治筒井真理子出演。

郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡家は、夫・利雄(古舘寛治)、妻・章江(筒井真理子)、10歳の娘・蛍(篠川桃音)の三人家族。 
蛍はオルガンの発表会が近づいている。 そのときの衣装を章江は手作りをしていた。 夫婦の間に業務連絡以外の会話はほとんどないものの、平穏な毎日を送るごく平凡な家族だ。
そんな彼らの前にある日、利雄の旧い知人で、八坂草太郎(浅野忠信)が現れる。 利雄は彼がいきなり現われたことに驚くのだった。 しかし八坂は急にこの工場で働き始める。 さらに、利雄は章江に断りなく八坂を自宅の空き部屋を提供する。 章江は突然の出来事に戸惑うのだったし、まったく相談のない夫に対しても驚きと不信を抱くのだった。
章江は敬虔なクリスチャンだった。 勤務態度が真面目な八坂はだんだん家族の信頼を得ていく。 蛍に対しても、オルガンの弾ける八坂は優しく教えることから、章江はどんどん八坂に対し、情が沸いてくるのだった。 彼女は教会活動に参加し、八坂も協会に連れて行く。
ある日、鈴岡家は友達と一緒に日帰りで、出かけることになった。 八坂も誘われ、川原でのんびりとした休日を過ごす。 俊夫と蛍が昼寝をしているとき、近くに章江と八坂が散策に行く。 そしてとうとう二人は口付けをしてしまうのだった。
もうどうしようもなくなった二人は、利雄が外出をした際にとうとう一線を越えそうになるが、章江は最後のところで激しく抵抗する。 
八坂は反動で出て行ってし まうのだが、そこにちょうど発表会の服を着て友達に見せに行った蛍と会ってしまう。 そこで悲劇が起きるのだった・・・

監督の深田晃司は今作では脚本も書いています。 「ほとりの朔子」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13488762.html を見ていますが、タッチは似ていますね。 あの作品も脚本を書いていますね。
物語はこの後大きな悲劇が起こったあと、数年が経過します。 そして鈴岡家は環境が大きく変わっています。 新しいキャラも登場します。 大賀、三浦貴大が登場します。
先の読めない展開の作品ですが、それ以上に八坂役の浅野忠信の存在感がやはりすごいですね。 はじめの登場シーンは、何か現実感がなく、幽霊なのではないかとさえ思えました。 しかし章江との仲がだんだん近くなっていくにつれて、彼の心の奥の本性がにじみ出てくる感じですね。
この作品でやはり古舘寛治筒井真理子の夫婦役が絶品ですね。 一人娘の存在 と自営の仕事が二人を繋ぎ止めている。 本当は空虚な夫婦なんですが、そこに八坂が現れたときに、旧にリアルな現実感が漂ってきますが、その後大きな秘密、隠された過去の出来事があらわになっていくんですね。
救いのないラストシーンも強烈ですが、ある意味しかたのない決着な気がしました。
重い作品ですが、引き込まれる物語でした。

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いきなり現われた八坂

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蛍にもオルガンを教える

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4人で記念に1枚・・・

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しかしその後

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そして・・・

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