ある日、病院に1人の男が錯乱状態で搬送されて来た。 その男マイルズ(ケヴィン・マッカーシー)は医師に対し、自分が遭遇したという奇妙な出来事を語り始める。
カリフォルニア州のとある小さな町で開業医を営んでいるマイルズは、学会から数週間ぶりに帰ってきた。 いま付き合っている恋人のベッキー・ドリスコル(ダナ・ウィンター)と再会する。 マイルズも離婚をしていているが、ベッキーも夫と別れてこの町に帰ってきた。
しかし彼はそこかしこで、変な話を聞き始める。 それは、母が、友人が別の人間になってしまったという話だった。 そして、友人のジャック(キング・ドノヴァン)から連絡が入り、来てほしいというものだった。 そこには布でくるまれたものがあり、その中には、人間が入っていた。
死体なのではと思ったが、何か変だった。 指紋が無く、生きている感じがしなく人形のようだった。 そしてその顔はジャックとそっくりだったが、そこにいたベッキーもマイルズも誰一人それを言うのがはばかられた。
この町が何か知らない間に変わりつつあったのだった…
この作品のオリジナル版がこれですね。 以前1993年版 「ボディ・スナッチャーズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7175351.html 見た時から、このオリジナルを含めて、他のリメイクも見たいと思っていました。 そしてこれは日本では劇場未公開なんですね。 それは何とももったいない。
監督はドン・シーゲル、クリント・イーストウッドとの作品が多く、私の記事でも、「白い肌の異常な夜」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6349996.html 「アルカトラズからの脱出」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5941884.html と記事に書いていますが、今作はジャック・フィニイのSF小説 『盗まれた街』 の映画版という事で、珍しくSF作品を撮ったんですね。
物語はこの後、どんどん人間が征服されていくんですね。 そして彼だけが生き残り待ちを脱出、冒頭部分に繋がっていくんですが、ラストのショッキングなエンディング、良いSFホラーの終わり方です。
今の様なCGの無い時代、でも十分見せてくれる、原作の良さを引き出している作品ですね。
取り乱した男
町に帰ると異変が
ジャックに呼ばれると死体?が
そして変な物体が
そしてそこから・・・
そして追ってくる