anttiorbの映画、映像の世界

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めめめのくらげ

2013年作品、村上隆監督、末岡拓人、 浅見姫香 窪田正孝出演。

謎の研究室で黒いマントを羽織った4人の若い男女が奇妙な会話をしていた。 そしてもう一人、同じ研究者でも、ちょっと肌合いの違う男がいた。
道路の両脇に青々とした田んぼが続く郊外の街に引っ越して来たのは、草壁正志(末岡拓人)と母親の靖子(鶴田真由)の2人で、新しい生活を始めるのだ。 本当は父(津田寛治)を亡くした寂しさでいっぱいの正志だったが、母を思いやり明るく振る舞っていた。
元気に荷物を運ぶ正志は、新居となる団地の部屋に何者かの気配を感じる。 翌日、転校先の小学校で説明を受けて帰宅した正志は、その正体と遭遇する。
それは、くらげのような不思議な生き物だった。 どこか可愛らしく、チーかまが大好物で自由自在に飛び回るその生き物に、正志は “くらげ坊” と名付ける。 言葉はなくてもなぜか気持ちは通じ合い、2人はすぐに友達になる。
くらげ坊をリュックに隠して登校する正志。 周りにバレないかとドキドキしている正志が見たのは、驚きの光景だった。 クラスの皆が、“ふれんど” と呼ばれるそれぞれの不思議な生きものを連れていたのだ。 
彼らは教師が黒板に向かった瞬間、デバイスというコントローラーからふれんどを出して操作する。 正志は竜也のふれんど、ユピから戦いを挑まれるが、くらげ坊が見事なカンフーの技で勝利する。
正志が帰宅すると、研究所で働く叔父の直人(斎藤工)と母が玄関先で言い争っていた。 「この街は危険なんだ」 と訴える直人に、「出て行けってこと?」 と声を荒らげる母。 「おかしなことがあったら、何でも相談しろ」 と正志に言い聞かせる直人は、リュックの中のくらげ坊に気付くが、何も言わない。
ある日の下校の途中、正志が神社を通りかかると、男子生徒たちがふれんどを操って戦っていた。 正志もバトルに加わるようけしかけられるが、くらげ坊の姿はなく、ふれんどたちに追いつめられる。
そこへ、くらげ坊と大きくて強い “るくそー” が現れ、撃退する。 るくそーは同じクラスの咲(浅見姫香)のふれんどだった。 咲は正志に、自分が家族のことで落ち込んでいた時、黒マントを着た研究所のトップメンバーが現れ、「絶対に裏切らない友達だ」 と言ってデバイスをくれたことを打ち明ける。
彼らは街中の小学生にデバイスを配った。 やがてふれんどを使っての戦いが始まり、今ではあちこちで対戦が繰り広げられているのだ・・・

これは不思議な作品でした。 監督、原案は村上隆、いろんな活動をしていますが、商業映画は 初めてでは? しかしなかなかのファンタジーアクション作品でした。
主人公は末岡拓人、そして相手役のヒロインが浅見姫香、撮影当時は二人とも小学生くらいでしょうか? ちょっと甘酸っぱい感覚ですね(^^) それ以外の同級生もほぼ同じ世代をちゃんと集めています。
そして大人たちには、鶴田真由斎藤工、また4人組には、窪田正孝染谷将太、塩澤英真池永亜美ら起用されています。 まあこの4人がいろいろ厄介な存在なんですね。
物語は、基本この “FRIEND” と言われる不思議な生き物を中心に進んで行きます。 そしてこれを操るのが子供たち。 デバイスという携帯のような機械で自由に行動させます。
しかし正志だけはちょっと違うんですね。
一体この生物はなんなのか? この設定が意外に面白かった、というかここに深い意味を持たせています。 まあ最後は怪獣作品のようになりますが(^^)
そしてラストに続編の宣伝が入っているんですよね。
村上氏によると、これは映画として3部作、さらにいろんな展開を考えているようですね。 ただ、今どうなっているのか? 続報が滞っている ようで、資金的な物なんでしょうか?
先に繋がる設定になっているんで、あの4人がどう今後行動するのかはちょっと見てみたい。
ただ、この作品、嫌いな方は嫌いでしょうね(^^)

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正志の前に現れた“くらげ坊”

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二人はすぐに仲良しになる

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しかしクラスのみんなも同じような生き物?を持っている

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そんな時正志が仲良くなったのは咲だった

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そしてバトルが始まる

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