ある日、彼らの見世物は人魚の芸。 リリーが人魚に扮して、ゾンビ役の黒人の男に対して歌を歌って、鎮めるという芸で、まあ小金を稼げる見世物であった。
しかし出し物が終わった時、小屋にひとりの老船長がやって来て、そこにいた人魚を指差しニセモノだと難癖をつけるのだった。 慌てたアンガスとリリーはその男をその場から連れ去り、彼の家まで送り返す。
彼の名はウルリッチ(オーブリー・モリス)といい、彼の言った意味はその家にあったあるものだった。 いやそれは信じられない生物だった。
そこの水槽に入れられ、逃げないように鎖につながれていたのは、なんと本物の人魚(リア・キルステッド)だった。 アンガスとリリーはその日は帰って行ったが、特にアンガスはその人魚をどうしてもアメリカに連れ帰りたいと思うようになっていった。
そして後日、仲間を連れ2人は船長の家を襲い、人魚を盗み出すのだった。 そしてその時誤ってウルリッチを殺してしまう。 そして、そのまま船でアメリカへと旅立つのだったが…。
これはアメリカのテレビ作品、なかなかどうして結構面白かった(^^)
監督はセバスチャン・グティエレス、いくつかホラー作品を撮っているようで、いずれは見る機会があるかもしれませんね。 なんといってもカーラ・グギノが出ていることが重要ですね。 彼女は最後までこの人魚の生き証人となりますし、題名通り、この人魚は恐ろしいんですね。
物語はこの後、船という密室劇となっていき、ひとがだんだん消えて行きます。 もちろん犯人は人魚なんですが、水槽越しにアップになる瞬間が結構怖い。
そして満月の夜ある変化が訪れます。
なかなかのホラー作品、こういう作品は好きですよね。
老船長の家には
大きな水槽があった
美しい女性、いや?
手には水かき、魚の尾
しかしおぞましい姿に変わる