anttiorbの映画、映像の世界

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永遠のこどもたち

2007年作品、フアン・アントニオ・バヨナ監督、ベレン・ルエダ、フェルナンド・カヨ、ロジェール・プリンセプ出演。

海辺にある孤児院で幸せな子供時代を過ごしたラウラ(ベレン・ルエダ)。 そして、30年後、彼女は閉鎖されていた孤児院を買い取り、障害を持つ子供たちのためのホームとして再建するために、夫カルロス(フェルナンド・カヨ)、幼い息子シモン(ロジェ・プリンセプ)とともに移り住む。
しかしシモンは難病を抱えていることがわかり、両親は今まで以上に大事に育てようとするのだが。 そんな時、施設開園の準備に追われる中、シモンは独りぼっちの寂しさから、空想上の友達を作って遊んでいた。
ある日、ラウラのもとをソーシャル・ワーカーのべニグナ(モンセラット・カルージャ)と名乗る老女が訪ねてくる。 ベニグナはシモンが養子であることや難病のことなど、誰も知らないはずの秘密を語り出す。 それを気味悪く感じたラウラは、彼女を追い払う。
そして数日後のある夜、何か物音が聞こえてくるのだった。 それは普段使っていない地下から聞こえてきて、ラウラは一人物音がする地下に入っていく。 なんとそこにいたのはベニグナだった。
ラウラの姿を見て逃げて行くベニグナだったが、夫を呼び後を追うとしたときには彼女に姿は消えていた。 カルロスは本当に老婆だったのかと半信半疑だったが、一応警察に知らせることにしたが、その後の消息は分からなかった。
一方、シモンは空想上の友達 に “トマス” と名付けて絵に描いて見せたり、一緒に宝探しをしたり、エスカレートしてゆく。 その様子に不安を募らせるラウラ。
数日後、入園希望者を集めたパーティーが開催される。 そこで気を惹こうと騒いだシモンはラウラに叱られ、どこかへ行ってしまう。 シモンを探すラウラの前に現れたのは奇妙なマスクを被った子供。
そして、ラウラはその子供を追いかけると、その子はラウラを閉じ込め怪我をさせ、逃げてしまうのだった。 その後シモンの姿は忽然と消えていたのだった…

これは一応ホラー作品というんですが、こういう親子の話は儚く哀しいですね。
監督はフアン・アントニオ・バヨナ、「インポッシブル」 という作品と今のところ監督の作品は2作品ですが、いずれこっちも見たい作品。 主演はベレン・ルエダ、「 ロスト・ボディ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13845204.html いうスペインのミステリーにも出演、この作品も面白かった。
物語は、ここから消えた息子を何とか見つけていくお話になっていきます。 そしてやはりカギを握っているのは、あの老婆・ベニグナですね。 そして彼女を見つけたところから急展開になっていきます。
一体彼女はどういった存在だったのか? 実はラウラにゆかりのある人物だったことから、運命の糸が弾かれていくんですね。
スペイン発のミステリー、ホラーは結構惹かれます。 何か熱いものを感じますし、とっつきやすいんですが、この作品も製作総指揮でギレルモ・デル・トロが参加して、上手く色付けがされていると思いました。

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ラウラは幼いころある施設で育った

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息子のシモンと

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シモンには病気があった

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幼いころのラウラ

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しかしある事件でシモンが消えてしまう

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