anttiorbの映画、映像の世界

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プリズナーズ


ペンシルべニア州のとある田舎町。 小さな工務店を営むケラー・ドーバーヒュー・ジャックマン)は、愛する妻グレイス・ドーバーマリア・ベロ、息子ラルフ・ドーバー(ディラン・ミネット)、娘アンナ・ドーバー(エリン・ゲラシモヴィッチ)、そして隣家のフランクリン・バーチ(テレンス・ハワード)、ナンシー・バーチ(ヴィオラ・デイヴィス、イライザ・バーチ(ゾーイ・ソウル)、ジョイ・バーチ(カイラ・ドリュー・シモンズ)と共に感謝祭を迎えていた。
ラルフとアンナ、ジョイが外から帰ってきた、ちょうどその時、外に停まっていたおんぼろのRV車にラルフはちょっかいをかけるが、中なら何か見られたとちょっと感じた。
仲の良い家族同士の感謝祭が行われ、子供たちが外に遊びに行った後、二人がいつまで経っても戻ってこなくなってしまう。 慌てて探しに行くケラーたちだったが、どこにもいない。 そしてラルフが、そこに停まっていたRV車がいなくなっていると言う。
通報を受けて、この事件を担当することになったデビッド・ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)がやって来た。 彼は二人が何者かに誘拐されたと見て、現場付近で目撃された不審なRV車を手がかりに、その持ち主、を突き止めることに成功する。
そしてRV車が見つかり、それに乗っていた青年アレックス・ジョーンズ(ポール・ダノは急発進して逃げようとするのだった。 しかしすぐに植え込みにぶつかりアレックスは拘束されるのだった。ただ、アレックスは10歳程度の知能しかなく、まともな証言も決定的な証拠も得ることはできずに、釈放の期限を迎えてしまう。
しかし、釈放の前日にケラーは、ロキ刑事に拘留延長をしてほしいと懇願する。 規則でできないと言ったが、一応上司のリチャード・オマリー警部(ウェイン・デュヴァル)に直訴するが却下されてしまうのだった。
一向に進展しない警察の捜査に業を煮やしたケラーは、アレックスに詰め寄り娘の居場所を聞き出そうとする。 その際、アレックスが発した一言から、ケラーは彼が犯人だと確信する。 愛する娘を取り戻したいというケラーの思いは、次第に暴走していき、ついにはアレックスを拉致監禁して、無理やりにでも娘の居場所を吐かせようとする。
一方、捜査を進めていたロキ刑事は、別の容疑者がいると考え、性犯罪の前科のある人物を容疑者と想定して捜査にあたる。 容疑者とされるパトリック・ダン神父(レン・キャリオー)の家を家宅捜査すると地下室から、ミイラの死体が出る。
ミイラは円形の 『迷路』 のペンダントを身に着けていた。 神父を拘束し尋問すると、死体は告解に来た男性で子供を10人以上誘拐し殺害したという男性で、神父が殺したという。 ミイラの死体の身元は不明のままであった。
二人の行方はいまだ不明のままであった…

幼児誘拐物は心が痛いですね。 無事に帰ってきた試しは、面白い作品ほどありませんから。
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、「複製された男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13956362.html は突如見ている側を突き落す作品、「ボーダーライン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14047864.html#14123379 は見ているものを凍りつかせる作品、なかなかある意味難解な監督ですね。
さて今作は、ヒュー・ジャックマンを主役に据え被害者の父親に、そしてジェイク・ジレンホールを刑事役に据えました。 ロキ刑事は今まで担当した事件をすべて解決している敏腕刑事なんですね。 しかしどうもそのため妬まれている感じがします、特に上司から。
物語は、ケラーだけにこっそり囁いた容疑者のアレックスの一言から、ケラーの暴走が始まっていきます。 そしてそれは同じように子供がいなくなったフランクリンをも巻き込んで行ってしまいます。
犯人は、意外な人物の様相を見せるんですが、考えてみると思いつく布石があるんですね。 しかし、じゃあアレックスは? 彼の関与は? 本当に彼は幼い精神なのか? ケラーの言っていることの正当性も見え隠れするんですが。
またラストもここで切るのか! というところで終わらせてくれますね(^^) わたしは、あの後、ハッピーエンドにはどうしてもなりえないと思いましたが。
監督はなかなか捻ってくれますね。 でも蜘蛛が出て来るよりはましでしたが(^^)

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感謝祭を祝おうとケラーの家族

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子供たちの帰りを待っていたが・・・

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フランクリンの娘とともに消えた娘、そしてロキ刑事が来る

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容疑者・アレックスは釈放される、そして彼の母

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犯人はアレックスと確信するケラーは、

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しかしロキは別の方面を追う

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