anttiorbの映画、映像の世界

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俺たちに明日はない


世界恐慌下のアメリカのテキサス。 刑務所を出所してきたばかりのクライド(ウォーレン・ベイティ)が例によって駐車中の車を盗もうとした時、近くの2階から声をあげて邪魔をしたのが、その車の持ち主の娘ボニー(フェイ・ダナウェイ)だった。
2人にはこれがはじめての出会いだったが、クライドは彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで、彼はボニーの気の強さに、ボニーはクライドの図太さに、惚れこんでしま意気投合。 さっそく2人いっしょならば恐いものなしと彼らは、町から町に渡り歩くようになった。
二人は、行く先々で、盗み、強盗を繰り返していく。 しかしクライドには一つどうしようもない欠点があった。 クラウドに惹かれてキスをしようとするが、クラウドはそれを拒否する。 そしてベッドを共にしようとしても結局それもしない。 どうもクラウドはインポのようだった。
次々と犯行をくり返してい中、ほどなくガソリンステーションの店員だったC・W(マイケル・J・ポラード)を加え仲間は3人になる。 そしてクラウド&ボニーはどんどん有名になっていき、そしてそれにつれて、逆にいろんなところで警察に追われるようになっていく。
しかし銀行強盗の最中にC・Wのヘマによりクライドは遂に人を殺すことになる。 まだ顔の割れていないボニーを家に帰そうとするクライドだがボニーは残ると伝える。
その後、クライドの兄バック(ジーン・ハックマン)とその女房のブランチ(エステル・パーソンズ)を加え5人となったが、この兄夫婦とボニーはそりが合わなかった。 一行はまだ手配所が出回ってないと思われるミズーリに移るが、すぐさま隠れ家を警察に突き止められ銃撃戦の末辛くも逃れるのだった…

この作品の有名なところはなんと言っても、ラストの壮絶な銃撃シーンですね。 ただその前にも、それぞれの州警察と、何度も銃撃シーンがあるんですね。 危機一髪で乗り切っていくんですが、正直、彼らの気の休まる時間は無いんですね。
そして、仲間が増えていくにつれ、やはり目立ってきてしまいますし、ミスも多くなる。まだ使いやすいC・Wを加えた3人の時は良かったのですが、兄夫婦が加わり5人になった時、女どうしの争いが不気味に始まるんですね。
若くて美人のボニーに対して、年増のブランチはやっぱり鼻につくんでしょうし、それがボニーにあっという間に伝わってしまいます。
最後もまあここまでやって来た悪事の果ての報いのような最後でしたが、邦題通りこの二人に明日は無い、初めから覚悟を決めた短い人生だったんでしょうね。
でも、こういう破天荒な人生に人間は憧れちゃうんでしょうね。

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車を盗まれそうになったボニー

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破天荒なクライド

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CWも仲間に

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兄夫婦も仲間に入り強盗を

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しかしだんだん追い込まれていく

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