anttiorbの映画、映像の世界

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ガルム・ウォーズ

2015年作品、押井守監督、メラニー・サンピエール、ランス・ヘンリクセン出演、声の出演:朴璐美、壤晴彦。

遙かなる古代。 戦いの星アンヌンにはガルムと呼ばれるクローン戦士が生息し、果てしない争いを繰り広げていた。 かつてガルムには8つの部族があり、それぞれ役割に応じて創造主ダナンに仕えていたが、あるときダナンが星を去り、その後の覇権をめぐり部族間で争いが始まったのだ。
長きに亘る戦いの末、5部族が絶滅、残ったのは空を制する “コルンバ”、陸を制する “ブリガ”、そして情報技術に長けた “クムタク” の3部族だけとなった。 アンヌンに生息するのはガルムの他に、彼らから神聖視される犬・グラと、鳥。 ガルムは生殖能力を持つグラや鳥と違い、クローン技術により命をつないできた。 たとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで再生を繰り返し、幾世代も生き延びてきたのであった。
空の部族コルンバの女性飛行士カラ(メラニー・サンピエール/声:朴璐美)は、戦いの中、傷つき編隊から離れてしまった。 そのころ、クムタクの老人ウィド(ランス・ヘンリクセン/声:壤晴彦)は、絶滅したはずの部族・ドルイドの最後の生き残りであるナシャンを連れていた。 そして、コルンバの基地を機能不能にした時、陸の部族ブリガの兵士スケリグ(ケヴィン・デユランド/声:星野貴紀)が二人を確保しに来たのだった。 しかしブリガの攻撃隊もドルイドを残し残りが全滅してしまう。
傷ついたカラは、何とか歩き続け海岸に出る。 そこにいたのは、不時着をしたウィドとナシャンとドルドイだった。 ドルドイと戦闘になるが、間一髪助けたのは、グラだった。
グラとは、犬のことで、クローンを禁止されている生物だった。そ してグラに祝福を受けるた者は、決して殺してはいけないということになっていた。 ドルドイはその教えを守り、カラの命を助けるのだった。
そして、ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じる。 創造主にして神であるダナンがなぜこの星を去ったのか?我々ガルムとは一体何者なのか? そして我々は何処から来て何処へ行くのか?を知るため、あるところに向かうのだった・・・

押井 守監督といえば、私にとっては 「攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL」 ですが、実写作品は、今作とテイストが似ているのは 「アヴァロン」 「ASSAULTGIRLS」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8762387.html ですね。
この作品は、どうも2000年に原型が作られ、構想が錬られはじめたという事ですね。ただ紆余曲折があって、なかなか実現ができなかった作品ということですが、2012年に再始動、北米や一部の映画祭で上映され、ようやく全国公開になった、難産の作品らしいです。
世界観が壮大で、93分が3章に分かれています。 だから、これを見ただけでは正直隅々がわかりづらいんですね。 8部族も5部族が消滅していますし、おそらくあったであろう、激しい戦闘なんかも、描けば大きなドラマになったんでしょうね。
でもそのあたりははじめのナレーションで終えてしまうところが、世界観がなかなかぴんと来ないところで しょう。
ただキャストにランス・ヘンリクセン、「ミレニアム」 「エイリアン2」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12924571.html 出演の名優が起用されていますし、映像のすばらしさはやはり凄い。まあそれを見るだけでも一見の価値かもしれません。

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ガルムに襲いかかるコルンバ

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ナシャンをつれているウィド


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そして4人とグラが合流する

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敵対する二人も協力

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森の中に進入していく

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