石ノ森学園中学校に転校してきた中学3年生の“アリス”こと有栖川徹子(声:蒼井優)は、迎えの家からのぞかれていることに気が付いた。うっかり窓から落ちてしまうが、引っ越し業者が上手くキャッチしてくれて、助かった。
まだうっかり旧姓を言ってしまう彼女だったが、空いている席に座るとそこではないと言われ前の席に座り直す。 しかしこの席に座ることで、彼女にある現象が起こるのだった。
ちょうどこの学校に、馴染みの同級生がいた。 矢上風子と言い、彼女に連れられて、ここにもバレエ教室があることがわかり、彼女はついて行ってまたやろうかという気になっていた。 ただ、離婚後なので家計が心配なアリスだったが。
その時、風子が1年前に3年1組で起こった“ユダが、4人のユダに殺された”という噂を口にするのだった。 さらに、アリスの隣の家が“花屋敷”と呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていることも。 その花屋敷に住むハナなら“ユダ”のことを詳しく知っているはずだと教えられたアリスは、花屋敷に潜入するのだった…
これは見たかった作品、劇場を逃したのでやっと観れました。 今作は「花とアリス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7200066.html の前日譚になっていて、荒井花と、有栖川徹子との出会いの話になっています。
引きこもりの花がどうしてそうなったのか? そしてどうして外に出れたのか? またアリスとどうして仲良くなったのか? これを見てから実写版を見るとまた面白いのかもしれませんね。
監督は実写版の岩井俊二監督、監督としてアニメ作品は多くないですが、今作はやはりアニメ版でも才能を見せつけてくれますね。 また、大体実写版の役者さんをそのまま起用しているので、わかりやすい。
物語はこの後、“殺人事件”の捜査にアリスが乗り出していくんですね。 ただそもそも人が死んだのか? まずそこから始めるという、女子高校生の気ままな探偵ものになっていますが、妙にテンポがよく、快活なんですね。
また意外に強い精神力の持ち主のアリス、イジメか?と思われたシーンや、男子生徒を逆に脅して聞き出すシーンは、蒼井優の顔が浮かんじゃうほどでした(^^)
二人がおそろいの制服で登校するシーンで終わるんですが、これはなかなか清々しい作品、岩井監督の中で肩がこらず見れる青春アニメでした。
花屋敷から覗いている女の子
転校してきた徹子
しかし彼女の座った席は
またバレエがやりたくなった徹子
しかし徹子の席にはある曰くが
花屋敷にGO