anttiorbの映画、映像の世界

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いぬのえいが

2005年作品、犬童一心、黒田昌郎、祢津哲久、黒田秀樹、佐藤信介、永井聡、真田敦監督。中村獅童佐野史郎etc.。

山田少年(石坂良磨)は体が弱く、田舎町で静養していた。 その日、彼はパン屋に行き、店番をしていた香織(菅野莉央)からわんこパンを買う。 この店の人気商品だった。
前の公園で食べようと思っていると、そこに一匹の犬が来た。 欲しそうに覗き込んでいる野良犬に、山田は初めはやらないと言うが、結局その犬にパンをあげてしまう。 嬉しそうなその犬に彼はポチという名前を付ける。
そして、時間があれば彼は香織の店でパンを買い、ポチと公園で遊ぶようになっていった。 しかし香織は彼の体が弱いことを知っていた。
そんなある日、雨の寒 い日だった。 山田は発作を起こし倒れてしまう。 ポチは必死に吠えて、異変を知らせるのだった。 香織がその声に気が付き、山田は救急車に乗って病院に運ばれたのだった。 山田は喘息発作がひどく都会に救急搬送され、ポチは救急車についていくのだった。 山田少年はそのまま町を離れていくのだった。
そして成長した山田(中村獅童)は、ドッグフードのCMを作るディレクターとなっていた。 広告代理店でプランナーを務める山田は、ドッグフードのCMを手がけたことから、子どもの頃、可愛がっていた迷い犬のポチを思い出す。
そしてポチは山田を探し求め、その間にいろんな飼い主と出会っていくのだった…

次作の 「犬とあなたの物語 いぬのえいが」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12895231.html を先に見ていましたが、やっとこの1作目を鑑賞しました。
オープニングのアニメ、そしてミュージカルは結構シュールなんで、コメディなのかと感じつつでしたが、この作品の主人公は、山田と言うよりも、ポチですね。
“彼”が喘息の発作で倒れた山田少年を追いながら、行く先々で出会う飼い主たちの人間模様、出会いと別れを描いている作品ですね。
ただ、なかなか山田少年とは会えません。 それはそうですよね。救急車で運ばれてしまうんで、匂いを追う事さえできませんからね。
しかし犬の習性は恐ろしく鋭いという事が言われていますので、ありえない話ではないのかもしれません。
今作は、次作とは違って多分にファンタジー色が強い作品に仕上がっています。
各パートがそれぞれの監督になっているので、若干肌合いが変わっていますが、ポチを起点と言うところは最終エピソードの 「ねえ、マリモ」 以外ある程度統一されています。
しかし病院のところはちょっと泣けますね。 フランダースの犬みたいですが、切ないんですよね。 そしてその強い思いがもう一度奇跡を起こすところが一番の見せ場でした。
また犬を飼いたくなってしまう作品ですね。

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わんこパンを買う山田

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そのパンがポチとの出会いに繋がる

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人の気持ちを察するコロ

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奇跡の出会いをするふたり

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まりもと美香

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