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SHERLOCK(シャーロック) ライヘンバッハ・ヒーロー

2012年作品、トビー・ヘインズ監督、ベネディクト・カンバーバッチ主演。

精神科に通うジョン(マーティン・フリーマン)。 疲れ果てた様子で彼が口にした言葉は「親友のシャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)が死んだ」であった。 いったい何があったのか!
物語は3ヶ月前に遡る。 シャーロックは次々と大事件を解決し、「ライヘンバッハ・ヒーロー」として世間の注目を浴びていた。 数々の難問を解決する中で、確実に彼の名声は上がっていった。 しかしそんなもてはやされる姿にジョンはなにか不安を覚えるのだったが。
そんなある日、シャーロックの宿敵・モリアーティが、ロンドンの有名施設3箇所の厳重なセキュリティを同時に破るという前代未聞の犯罪を敢行した。だが、特に被害らしい被害は出ていない。
さらに急転直下。 なんと、モリアーティが逮捕までされるという事態が起きてしまう。 もちろん彼はわざと捕まったことは明白だった。
シャーロックはモリアーティの狙いを訝しみながらも、止めを刺すべく鑑定人として裁判に出廷することを受ける。 ジョンは、いつもの高飛車な態度は控えるよう、散々警告をするのだったが。
しかしその直前、トイレで女性が待ち伏せをしていた。 ファンを装った女性記者キティ・ライリー(キャサリン・パーキンソン)はシャーロックにすぐに素性を明かされ、散々罵倒される。 いや、彼にとってはただ瞬間に観察し、ありのままに話し、取材を断っただけであったが、ライリーは大きく傷ついて退散していった。
シャーロックはモリアーティの危険性を説くが、やはり彼の性格が露骨に出てしまい、裁判官の質問をことごとく先回り、質問以外の突っ込んだ話を先回りしてしまう。 呆れるジョンだが、ある意味それがシャーロックなのだった。 性格はすぐに変えられない。
そして驚くことに、モリアーティの弁護人たちは、一切弁護をしないで裁判が終わってしまう。 圧倒的な有罪の裁定が予測される中、裁判長までも有罪を求める声明まで出すが、なんと陪審員は全員一致で無罪を選ぶのだった。
不可解な結果になったが、モリアーティは陪審員全員を脅迫しているのだった。
無罪になったモリアーティはその足でシャーロックを尋ねる。「何故、3箇所のセキュリティを破ったのか」を問うモリアーティ。
これにシャーロックは「1つ1つでは意味がなく、3箇所すべてを破ったことに意味があるとするならば、どんなセキュリティをも突破する鍵を手に入れたということだ」と返答する。
モリアーティはこのシャーロックの答えに満足するや「どんな厳重なセキュリティをも無効化するコードを手に入れたのだ!!」と声高に語る。
さらに、指でリズムをとりながら「借りは返す」と不気味な宣言を行うが…

第2シーズンの衝撃的な結末。 どうやってもトリックが考えられないほどの結末に、おそらく当時生で見ていたら、我慢できなくなってしまうでしょうね(^^) 何か月待たなくてはならないのか? ファンは辛かったでしょうね~
私もここまで見たら一気に第3シーズンを見ないと収まらないですから。
物語は今までさわりの対決しかしてこなかったモリアーティが、一気に攻勢を仕掛けてきます。 あまりの周到さ、そしてどうにもシャーロック本人だけでなく周りの情報が出まくっている。 つまりシャーロック側が圧倒的に不利なんですね。
まあ理由は後でジョンが掴むんですが、絶体絶命の中、シャーロックは大きな決断をしたところで物語は終わってしまいます。
今まで見ている中で、今回が決定的に最強のライバル、モリアーティが位置付けられる作品とともに、彼の恐ろしさが一番出ている回となっているんでしょうか?
早く次を観なければ…

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とうとう攻勢をかけてきた彼

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シャーロックは翻弄される?

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ジョンは彼がいつも以上に気がかりだった

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屋上にシャーロックの姿が!

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死んでしまったのか!?