anttiorbの映画、映像の世界

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シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸

2014年作品、永田琴監督、門脇麦、道端ジェシカ出演。

青森から都会に憧れ上京してきた本沢海空(門脇麦)は、家出という決断をしてきた。 しかし訛りの強い彼女は、それだけでなく、まったく都会の中では浮いた存在だった。
住むところも決まり、たまたまつけたテレビに映し出されたモデル兼ヨガインストラクターのKUMI(道端ジェシカ)にくぎづけになる。 洗練された容貌や身のこなしにすっかり魅了された海空は、KUMIのいるヨガ教室に通い出す。
しかし田舎丸出しの彼女は、静かな空間で行うヨガの雰囲気にまったく合わない存在で、隣にいた梅之助(村上淳)に煩がられ注意を受ける。 体の固い彼女は全く動きについていけていないのだが、KUMIの正面の位置に陣取り、周りなどお構いなしに一心不乱に彼女を見つめ憧れている。
もっとKUMIに近づきたい海空だが、なかなか教室以外で話せないので、なんと彼女の行動を調べ、仕事先まで追っかける海空だった。 しかし彼女の送り迎えをしている男・篤(ディーン・フジオカ)の車でさっそうと移動していってしまう。
しかし彼女の探究心は止まらず、どうやらう梅之助のやっている「BAR SO’ham」(バー・ソーハム)に彼女が行くことまで調べ突き止めた。 しかし場所がわからない海空は、巧みに梅之介をおだて、場所を吐かせてしまう。 そこから海空もそこに入り浸るようになる。
さらに、東京で職を見つけようとした海空だったが、どこに行ってもその訛りで面接でダメになってしまうのだった。
そんなある日、海空の家に泣きながら駆込んできた海空がいた。 荷物一式を持ち大泣きをしている彼女。 KUMIは家に上げ彼女から理由を聞くと、ありがちな若い男にひっかかり、現金も、金目のものもすべて取られてしまったという事だった。
仕方なくしばらく彼女を住まわせKUMI、二人の奇妙な生活が始まるのだった…

体当たりの演技が好評な門脇麦主演の異色作、なんとヨガを題材にした作品ですね。 この作品冒頭から海空の会話に字幕が入るんですね。 母親との会話らしいですが、津軽弁の相当強い訛りなんですね。 確かに字幕がないと正直わからない会話でした(^^)
案の定、男にだまされ、一文無しになり、転がり込んだのはあこがれのKUMIのところ、彼女が優しい人間で良かったですが、実はKUMIにもいろんな悩みが起こってきたところでした。
人生が一転して、どんどん都会に馴染んでくる海空、反対にどんどんいろんなものを失ってくるKUMIでも二人の間には奇妙な友情が芽生えてくるんですね。
クライマックスはちょっと想像と違う展開になっていくんですが、ヨガを前面に出した健康になれそうな作品でした。

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体の固い海空

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憧れのKUMIのもとに

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ヨガ教室以外までも

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そして彼女の家に転がり込む

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不思議に芽生える友情

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