anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

僕だけがいない街

2016年作品、平川雄一朗監督、藤原竜也主演。

藤沼悟(藤原竜也)は漫画家としてなかなか売れず、アルバイトをして生計を立てている。 ピザ屋の宅配をしている彼は、その日も配達のバイクに乗っていたところ、いつもの感覚が襲ってきた。
彼には普通の人とは違うところが一つあった。 それは、何か悪い出来事が起こると時空移動(タイムリープ)し、原因が取り除かれるまでその時間が繰り返される『再上映(リバイバル)』が起こることだった。
その時はすれ違った大型トラック、そして横断歩道を渡ろうとしていた小学生だった。 藤沼は、咄嗟にまず少年に渡る場所を変えさせ、大型トラックの運転手に必死に訴えたが、前方から来た車と正面衝突をして彼は吹っ飛ばされてしまった。
目を覚ますと、そこにいたのは同じバイト仲間の片桐愛梨(有村架純)で、彼女は同じように配達に行き途中彼の一連の行動を見ていたのだった。 そしてなぜ彼がそんな行動を取ったのか不思議がっているのだった。 悟は奇跡的にかすり傷だった。
心配して悟の母・佐知子(石田ゆり子)が見舞いに来て、2、3日泊まっていくことにした。 いきなり来られて泊まられることに悟はばつが悪かったし、書きかけの原稿を見られるのが特に嫌だった。
2人で夕食に買い物に行ったとき、またリバイバルが起きた。 その時に起こるべき現象は、彼はわからなかったが、リバイバルは収まった。 
気になった悟は母に「何か変わったことが無かったか?」と聞くと、母は「いま誘拐事件が未然に防げた」と冗談めかして言うのだった。 そしてたまたまあった愛梨と3人で家で食事をすることになる悟、その時彼女に原稿をみられ、悟の夢は売れっ子漫画家になることわかってしまう。
そして次の日、悟がバイト先から帰ってきたとき、母がアパートで刺殺されていた。 うっかり犯人らしき人物を追いかけた悟は母の血を手に付けて外に出てしまった。
犯人に間違えられる、そう思った悟は運悪く事件を聞きつけた警察に見つかってしまう。 逃げた先で転んでしまいもうだめだと思って瞬間、リバイバルが起こった。 しかし悟が飛ばされたのは、彼がまだ小学生だった18年前だった。
そしてその時に起こった、児童連続誘拐事件と向き合うことが、母を救うことだと気がつくのだったが…

アニメ版を見てそちらを先に記事にしようと思っていましたが、放送終了が後になったので先に映画の方を。
この作品は、予告編を見た時から興味があり、それに合わせるようにアニメ版が始まったので、アニメ版との対比でじっくり見てきました。
基本的な進行は同じですが、尺に収めるためにある程度はカットしてあります。 しかしポイントはちゃんと押さえてあるので、なかなかいい作りでした。
物語はこの時点2006年と、1988年とをこの後彼は行き来をするんですね。 そして2006年の母の殺人事件を止めるには、彼の小学生の時に起こったある誘拐殺人事件を止める事だと気がつくんですね。
でも犯人は捕まり死刑が確定している事件なんですが、実は犯人は悟と仲が良かったおにいちゃん・白鳥潤でした。 でも彼は決して彼は犯人ではないと母に訴えていたんですね。
監督は平川雄一郎、「つなぐ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12917310.html 「想いのこし」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12427765.html は両方好きな作品、感動した作品です。
そして主演は藤原竜也、若いけれど、私はプロの役者だと思っている注目の彼ですが、難しい役をしっかり締めていました。 結末がアニメ版とどう変わっているのか? それはアニメ版を見てから記事にしようと思っています。

イメージ 1
なかなか思うような漫画が描けない藤沼悟

イメージ 2
バイト仲間の愛梨、ある現場を目撃する

イメージ 3
そして母が殺され、犯人にされてしまう

イメージ 4
愛梨は彼が犯人ではないと信じてくれる

イメージ 5
そして、18年前にリバイバル、彼女を救うために

イメージ 6
18年前の母と、担任の教師

イメージ 7