anttiorbの映画、映像の世界

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エヴェレスト 神々の山嶺

2016年作品、平山秀幸監督、岡田准一阿部寛尾野真千子出演。

カトマンドゥを訪れた山岳カメラマンの深町誠(岡田准一)は、エベレストを目指すメンバー全員が45歳以上で構成される中年のエベレスト登山隊、に参加して何とか写真集を出そうとしていた。 しかしいきなりの滑落、二人が犠牲になってしまう。 しかし深町は一心不乱にシャッターを切っていた。
登頂は中止となってしまい、深町は写真集を出すことができなくなり、しばしネパールをさまようことになってしまう。
しかし彼は、いろんなものを売っている骨董屋?で、貴重な物を見つける。 それは、エヴェレスト史上最大の謎を解く可能性を秘めた古いカメラだった。
それは、イギリスが国威発揚をかけたエベレスト遠征隊の1924年6月の第3次遠征において、登山家のジョージ・マロリーはパートナーのアンドルー・アーヴィンと共に頂上を目指したが、北東稜の上部、頂上付近で行方不明となった。 マロリーが世界初の登頂を果たしたか否かは、未だに論議を呼んでいる。
そしてネパールにはあるはずのないカメラを深町は見たのだった。 もしここにそれがあるなら、それはイギリスの探検家のカメラでしかあり得ない。
そう思った深町は値段を聞くが、200ドルと言われ、とてもじゃないが買うことはできなかった。 しかし、現地ガイドの斎藤(山中崇)そのことを話すと、間違いないなら買うべきと言われ、彼は値切って150ドルで、そのカメラを買うのだった。 しかしその直後、アン・ツェリン(テインレィ・ロンドゥップ)というシェルパと、大柄な男が現れ、盗品を売るなといい、カメラを持って行ってしまう。
しかしその大柄な男に見覚えがあった深町は、その男が孤高の天才クライマー、羽生丈二(阿部寛)だと気がつくのだった。 しかし二人はすぐに行ってしまった。
深町はすぐに日本に帰り、アウトドア雑誌の副編集長を務める編集者・宮川(ピエール瀧)にマロリーのカメラと、死んだと思われていた羽生の存在にこれは大きな仕事になるというのだった。 しかしなかなか宮川は納得しない。
しかし深町は、他人を寄せ付けない人生を送ってきた羽生が取り憑かれた史上初の挑戦とは何なのか? その目的に興味を持ち、羽生の過去を調べるうち、その凄絶な生き様に飲み込まれてゆく。
そしてある人物が、深町の前に現れるのだった…

これは夢枕獏原作の映画化です。 だからフィクションなんですが、そこにジョージ・マロニーの謎という実際の人物を絡ませているんですね。 ちょっとしたミステリー仕立てのスタートが結構引き込まれますね。
エベレストに誰が初登頂するのか? 当時はそれが山の男たちの悲願だったんでしょうね。 初めにそこに迫った男たちが、ジョージ・マロリーとパートナーのアンドルー・アーヴィンだったんですね。そしてぎりぎりまで行ったけど行方不明となったそうです。
頂上まで行くだけでなく生きて帰ってこなければ誰も証明できませんからね。 でももし写真があったら、マロリーのカメラ、フィルムがもし見つかったら? そこに大きく絡んでくるのが羽生丈二という天才登山家でした。
後半は、過酷なエベレスト登頂となっていきます。 昨年に 「エベレスト3D」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13651318.html を見ましたが、あれは史実ですが、過酷な荒れ狂うエベレストは、今作でも味わうことができました。
有名登山家は最後にみんな死んでしまう。 後半若い奴らがそう言って、深町が殴りかかりますが、じゃあどうして登るのか? 「そこに山があるから」 なんでしょうね。

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ネパールで深町が見つけた大柄な男

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彼こそ伝説の登山家・羽生丈二だった

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彼は数々の逸話があった

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羽生を探しにある女性が

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彼はどうしてネパールにいるのか?

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