anttiorbの映画、映像の世界

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バラ色の選択


さっそうと宝石店に行き、最高級のピアスを選ぶ男、そして大きなキリンのぬいぐるみを買い、リムジンに乗せ、高級ホテルに到着。 ベルボーイたちに運ばせ、スイートルームに向かう。
そして彼はそこのお客に、さっき買った高級なピアスを渡す。 そう彼は、マンハッタンの一流ホテルに勤めるダグ・アイルランド(マイケル・J・フォックス)、やり手のコンシェルジュ(接客係)。 仕事一筋の彼は、お客の好みを瞬時に見つけ、それに合ったあらゆるものを用意し、そこでチップを稼ぐのだった。
彼はそのハイレベルな接客で、チップもハイレベルの金額を貰う。 彼の夢は、自分のホテルを持つことだった。
仕事が終わると、彼は自分の設計したホテルの模型をじっくり眺め、夢の実現を模索する。 ダグは、すでに物件を見つけ、大枚をはたいて2年間の権利を購入。 あとは出資者を見つけるだけだ。
彼もある女の子に目をつけていた。 香水店の店員アンディ(ガブリエル・アンウォー)だった。 そこに迷っているお客に対して言葉巧みに高い香水を紹介する。 そんなことは朝飯前のダグだが、それは彼女の気を引くため。 しかし彼女は彼氏がいると言って全く誘いに乗ってこないのだった。
ある日、クリスチャン・ハノーヴァー(アンソニー・ヒギンズ)という大富豪が現れ、愛人との浮気用の部屋を提供すれば、企画書に目を通してやるという。 ダグはさっそくスイートルームを用意するが、そこへ現れたのは彼が秘かに思いを寄せるアンディだった。
さすがにショックを受けるダグ、彼女に浮気相手で不倫だと辛辣に行ってしまうダグ。 アンディはクリスチャンに妻がいることを知らなかった。 しかし妻と別れるというクリスチャンと、ずるずる付き合っているようだった。
はたしてダグの夢はかなうのだろうか?…

マイケル・J・フォックスといえば、まず代表作は 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作、昨年は記念の年でしたが、記事は書きそびれました(^^)それ以外にも「摩天楼はバラ色に」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6188553.html 「さまよう魂たち」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1922988.html を記事にしていますが、結構好きで視聴しています。
この作品も昔見たんですが、再度懐かしくなり視聴、これはけっこう短い作品でしたね。
物語は、理想のホテルを作ろうと、必死にホテルのベルボーイ(本人はコンシェルジュ)をして、チップを稼ぎ、ひたすらチャンスをうかがっている青年の物語。 しかしそれも遠い理想ではなく、支援者さえ現れればいつでも実現可能というところまで、しっかりビジョンが確立しているんですね。
でも、誰が支援してくれるのか? 彼が目を付けた人間、クリスチャンは見るからにしたたかな男でしたし、ダグのあこがれの女性アンディを見事にかっさらって行きます。
しかし言葉巧みにダグを良いように使いまくりますがそれになかなか気がつかないダグ、そして同じようにただの遊ぶ女にされているアンディ。
まあ、「摩天楼はバラ色に」と同じパターンなんですが、もっとあっさりした感じにしたアメリカンドリームの作品ですね。
彼の作品に共通して言えるのは、やんちゃですが夢を持っている青年、しかし全くコネも金もない一介の若者のサクセスストーリー。 でも何か彼のキャラクターにマッチすると思います。
同じパターンで作られているので、今作は興行的にちょっと飽きられていた成績でしたが、今見ると、それなりに彼の特色が出ている作品でした。

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やり手のコンシェルジュのダグ

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お客の好みでこの店にも

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そして彼女に憧れているが

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しかし彼女はほかの男と付き合っていて、その男は…

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彼女を射止めることができるのか?

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