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の・ようなもの のようなもの

2016年作品、杉山泰一監督、松山ケンイチ主演。

東京、谷中。 30歳で脱サラ、落語家になるものの、いまだ前座の出船亭志ん田(松山ケンイチ)。 7歳年下でも兄弟子がいる彼は、フラが無いといつも師匠、兄弟子から言われてしまう。
しかしそんな彼は、今は亡き師匠の高座を見たことから弟子入りを志願、住み込みの弟子になった。 今の師匠、志ん米(尾藤イサオ)の自宅に住み込み修行中だが、「小学生が国語の教科書を読んでいる」ような落語で、全然パッとしない。 同居している師匠の娘、夕美(北川景子)に秘かな想いを寄せているが、彼女にはいつもイジられっぱなし。
出船亭は、大きなスポンサーがいるから成り立っている。 女後援会長の斉藤(三田佳子)の家に、顔を出す志ん米は、講演会の顔役(菅原大吉)と3人で昔の話になった時、ふと金魚の話になった。 そして「きんぎょ」という創作落語を当時いた志ん魚(伊藤克信)が作ったという話題になった。
数日後、斉藤会長から、後援を止めるかも知れないことを知らされた。 大スポンサーがいなくなるのは大問題。 しかし彼女は一門会で、志ん魚の創作落語「きんぎょ」を聞きたがっていることが伝えられた。
でも、ある日突然姿を消した志ん魚の居場所は誰も知らない。 そのため彼の探索を命じられたのが、志ん田だった。 志ん魚の別れた妻、今はいない兄弟子、いろんなところに捜索を開始する志ん田だったが、まったく手がかりが無かった。
しかし夕美がある情報を持っていた。師匠のお墓に志ん魚らしき人影を見たということだった。
そして志ん田と、なぜか夕美も付いてきて、お墓に張り込むことになるのだったが…

「の・ようなもの」と言えば、故森田芳光監督の劇場公開デビュー作品、大昔見た記憶がありますが、当時はなかなか馴染めないタッチで、正直あまり面白いとは思えなかった記憶があります。
今作は4年前に亡くなった森田監督追悼のような感じで、監督ゆかりのスタッフ、キャストが揃った作品でした。 もちろん正当な続編なので、出演者も前作の主役の志ん魚の伊藤克信、今は師匠となって弟子を構えている志ん米の尾藤イサオ、同じ役ではないでしょうが内海佳子師匠も出ていました。
主役は遺作となった「僕達急行 A列車で行こうhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12481405.html でも主役だった松山ケンイチ、そしてヒロイン役には、新婚超ホヤホヤの北川景子、彼女が作品に張りを出していましたね。
監督は多くの森田作品の助監督を務めた杉山泰一、森田監督のペースも感じますし、テンポ感は独自の感じで私は見やすかったですね。
物語は志ん魚捜索の時に多くのゲストが登場します。 このシーンだけの登場の俳優さんが多いのですが、これだけでも豪華ですね。 そしてやっと見つけた志ん魚は、ちょっと落語家ではもう無い感じの55歳の中年でした。
しかしどうしても彼に演じさせないと、出船亭が貧乏落語一門になってしまう。 そこのところがなんかこの世界もタニマチ、後援者次第なんですね。
懐かしい雰囲気漂う落語家の世界、良いですね。

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志ん田にある役目が

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志ん魚を探しに夕美と二人で

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そしてやっと見つけた志ん魚

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なんとか説得、「きんぎょ」を練習

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まずは小手調べだが…

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