anttiorbの映画、映像の世界

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テイク・シェルター

2011年作品、ジェフ・ニコルズ監督、マイケル・シャノン主演。

空には奇妙な雲が出ていた。 そして雨が降り出し、その雨は変な色がついていた。
田舎町の工事現場で働くカーティス(マイケル・シャノン)は、耳の不自由な娘ハンナ(トーヴァ・スチュワート)と妻サマンサ(ジェシカ・チャステイン)と慎ましくも幸せに暮らしていた。 そしてそういう変な夢を初めて見たカーティスだった。
その日は、カーティスはいつもの工事現場、でも同僚は「もうじき雨が降るから、早く飲みに行ける」と言う。 サマンサはママ友たちと家で、おしゃべりをしていたが、ハンナは1人で、シェルターの横の廃材の釘が出ている物で遊んでした。 慌ててそれを取り上げ家に連れてきた。 ハンナはほかの子たちとは遊ばないのだった。
行った通りどしゃ降りになって、ママ友たちは慌てて帰って行き、カーティスは飲みに行った。
その日、遅く帰ってきたカーティスは、ハンナの寝室に様子を見に行くが、聞こえないのにこっそりと音を立てないようににしてしまうのだった。
しかし、カーティスの夢は、嵐が来て竜巻が起こり、それに怯えた飼い犬のレッドが襲い掛かってくる夢だった。 カーティスは、犬小屋を買いに行き、レッドを外で買うことにしてしまうのだった。 しかし大量の虫が飛んでいる現象を見てしまう。でもそれは現実なのだろうか?
うっかり早く帰る約束を忘れてしまったカーティスは、泥だらけで、家族でのハンナの通う施設に行くことになってしまうのだった。
またその日の夜に見た夢は、事故を起こしてしまい、ハンナを連れ去られる夢だった。
だんだん体調がすぐれなくなるカーティス。 そしてカーティスは家の庭の隅にある地下の倉庫に入ってみるのだった。 特に何があるわけではない、でも何かを感じるカーティスだった。
そして次の日見た夢は外に謎の人物が現れ、家の家具が浮いた夢だった。 そして彼は失禁をしていた。
彼は自分の身に起こっているこの悪夢は、何かしらの前兆なのではと考えるようになっていった…

ドラマ作品と、スリラーの中間のようなこの作品、なかなか渋い作品でした。 主人公のマイケル・シャノン演じるカーティスの見る悪夢から物語は始まっていきます。
悪夢って、実際どう解釈すればいいのかって思いますね。 夢判断とか、正夢とかありますが、私なんかどうしてこんな夢を見たか、原因を追究してしまいます。
日常のあったことが心のどこかに引っかかって、だから見たんだという事が多いですが、そんな中でどうしても関連づかないはっきりとした夢ってありますよね。
カーティスが見た夢がその手だったんでしょうか? そしてたまたま庭に合った、地下保管庫に入ったところから、彼はシェルターを作ることに没頭していきます。
ただ悲劇だったのが、難聴の娘がいたことで、妻にかかるいろんな負担が大きかったことですね。 自分がおかしくなったのかも? という不安を抱え、彼が突き進んでいくところ、そしてどうしても言えない悪夢、ギリギリのところで妻に吐露しますが、その後の展開が、またちょっとしたホラー?SF的な作りでした。
重苦しいサイコ的な作品でした。

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これは夢なのか?

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難聴の娘を抱える一家

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シェルターを借金して作ったカーティス

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3人でシェルターに入って避難をするが

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本当に嵐は来るのか?

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