2015年作品、紀里谷和明監督、クライヴ・オーウェン主演。
騎士はこの世界では、人種という概念は無くなり、あらゆる人種が騎士の精神的なつながり、プライドで結ばれていた。 しかしその戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に、取って変わろうとしていた封建的な帝国があった。
ライデン(クライヴ・オーウェン)率いる騎士たちは、精鋭がそろい、士気も高かった。しかし、彼を隊長にしたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)のところに大臣のギザモット(アクセル・ヘニー)から使者が来た。
それは、ギザモットのところにきて、法の事で話がしたいという通知だったが、一応皇帝の名の元とされてあった。 しかしそれは表向きの事で、貢物を持って いく仕来たりになっているのだった。
バルトーク卿はこの腐敗したやり方に我慢が出来なかった。 実は卿は体調が悪く、自分の寿命がそう長くないことを感じていた。
実は彼には息子がいたが、若くして亡くなっていた。 娘はいるが、血筋ではなく信頼する者に継がせようというのだった。 固辞するライデンだったが、あまりの卿の強い意志に、彼は卿の剣を託されるのだった。
バルトーク卿はライデン騎士隊と共に、ギザモットのところに赴いた。 しかし貢物は箱に入った布だけだった。 バカにされたと思ったギザモット は、バルトークと二人きりになった時に、バルトーク家を断絶させようとするが、そこでいさかいが起こり、ギザモットに怪我をさせてしまう卿だった。
そして、卿は皇帝の前で、キザモットの腐敗をとうとうと述べるが、キザモットは皇帝の意を借り、ライデンにバルトークを処刑させる。 そしてバルトークの領土は解体されてしまい、民は散り散りになっていくのだった…
公開前に紀里谷監督が、いろんなシネコンに出没していましたね。 それだけ映画のヒットを祈願していたんでしょう。 まあ彼のハリウッド進出第1弾ですから力が入るのは当たり前ですが。
ここまで書くと、?どこかで聞いたことのある話ですよね。 日本人にはなじみのある話(^^)
監督が日本人なんで、多くの日本人キャストが?と思いますが、実際目につくのは伊原剛志だけですね。 あとは韓国人俳優が多く出ています。
まあ日本人には受ける作りだと思いますし、やっぱりいざ出陣のシーンはちょっと血が湧いてくる感じがします。 また、忍者みたいな動きのシーンもありますし、見やすい感じですね。
ただ、興行的にはちょっと苦戦かも知れませんね。