anttiorbの映画、映像の世界

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ミケランジェロ・プロジェクト

2014年作品、ジョージ・クルーニー監督・主演。

第二次世界大戦が激化する中、ヨーロッパ各国に侵攻したドイツ軍が、大量の美術品略奪を重ねていた。 危機感を募らせたハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は、ルーズベルト大統領(マイケル・ダルトン)に対して、美術品の保護をスライドを使いながらプレゼンしていた。 なかなかピンと来ていない大統領だったが、なんとか承諾を経て、彼は早速候補者を募りはじめる。
歴史的建造物や美術品を守る特殊チームは “モニュメンツ・メン” と名付けられ、若さとは関係のない、戦闘力は問題外の人選をする。 それは美術品に対する造詣が深く、ちゃんと美術品がわかる眼を持っているメンバーだった。
そのメンバーは、リーダーのストークス以下、メトロポリタン美術館で中世美術を管理するジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)、建築家リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)、彫刻家ウォルター・ガーフィールドジョン・グッドマン)、ユダヤ系フランス人美術商ジャン・クロード・クレモント(ジャン・デュジャルダン)ら7人。
略奪された美術品の追跡、発掘、保護を使命としてヨーロッパへ旅立った彼らは1944年7月、フランスのノルマンディー海岸に到着する。 だが、激戦を終えたばかりの連合軍から十分なサポートは期待できない。 やむなく2,3人ずつに分かれてヨーロッパ各地へ移動し、別々に任務を遂行することとなるのだった…

この作品は昨年 日本公開予定で、予告編が大々的に流れていたんです。 しかし突然それが無くなり公開中止になり、前売り券の払い戻しが行われたという、曰くつき?の作品です。
確か息子がアメリカに研修に行ったとき、機内の映画にあったそうですが、あまり面白かったとは言っていませんでした。
ただ、事実の映画化ということと、ただの戦争作品とは違うということなので、もし日本未公開作品になったら、なんとかDVDででも、見ようと思っていましたが、1年遅れで無事公開されました。 遅れた理由はなんなんですかね?
ジョージ・クルーニー監督作品といえば、「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9852515.html を見ましたが、あの作品も一応主演扱いですが、ライアン・ゴズリングがほとんど主演でしたね。
今作も、マット・デイモンに結構スポットが当たっていますが、ただ発起人なので、クルーニーが真ん中にいますね。
これはただ戦争映画、冒険映画としてみると、中途半端に感じるかもしれませんね。 美術品の分かる人、また実際にここで守られた作品を展示してあるところに行った人なら、感銘を大きく受ける作品かもしれませんね。
私は、ソ連とのお宝収奪戦が意外に面白かったし、ヒトラーが自分が死んだ後に実行指令を出した“ネロ作戦”が、なかなか面白かったですね。
もちろん失われた美術作品もあったでしょうし、個人の家からもいっぱい絵画、彫刻まで回収したナチ、壊したいのか、確保したいのか、戦局によってどちらにも転ぶ皮肉さもあるんですね。
結構私は好きな作品でした。

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トークスはグレンジャーを誘い

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そして戦場に

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ゲレンジャーは単独で

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ナチはお宝をどこに

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彼女の信頼を得ることに成功

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