anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ホーンテッド・フライト

2009年作品、ダスティン・リカート監督、シャーリー・ワイドマン主演。

怪奇現象を売りにしている弱小航空会社“スケア・エア”。 しかし経営はぎりぎりの状態だった。
ただ今回のNY行き709便は、奇跡的に満席なった。 それを喜ぶ、事務兼CAのジョリーン達。 どうやら団体が一括で席を購入したとのことだった。
この機には、TV番組“幽霊バスター”の撮影隊も乗り込み、さらに人気俳優のドニー・デュランゴ(カイル・リケット)も搭乗、機内はやたら活気づいた感じとなった。 しかしその貨物室には、恐るべき積荷が持ち込まれていた。
話はしばらく遡るのだが、スミス(ロバート・ジャンセン)とサリバン(トーマス・ブランケンシップ)という二人の男が、アリゾナの砂漠で何やら必死に掘っている。 そしてようやく何かあたりがあり、出てきたのは中くらいの箱だった。 それが機内に運び込まれたものだった。
それをネットで上げ売りさばこうとしたら、すぐに反応があった。 そして二人の男・シモンズ(ロバート・ハーター)とスタブス(スレイド・ホール)が現れ、本当にそれがあるのか? そして掘り出した経緯を確認するのだった。 彼らが捜しているものに間違いがないと確証すると、売値を決めようという事になる。
スミスとサリバンは、5000ドルで売れれば御の字だったが、1万ドルと吹っかけるとなんとシモンズは30万ドルと言い出す。 有頂天になった二人は、すぐに手を打ち、明日の搬出に備えガードマンを4人雇うのだった。
しかしその日どこからともなくこれを狙う集団が現れ、ガードマンたちは殺されるのだが、その集団もなぜか全滅してしまう。
実はこれは、伝説の秘宝“ソウル・キャッチャー”。 魔王ル シフェルを封印した箱の蓋が開いた時、人間は魂を奪われ地獄に落ちると言われているものだったが、スミスたちはそれを知らない。 しかし賊が襲ってきたので、スミスが一緒に運搬に同行して、709便に乗ることになった。
女性機長のストランド(シャリー・ウィドマン)の操縦で離陸した709便、しかしすぐに悪天候に突入。 早くも機内では謎の現象が起き、犠牲者が出始めるのだった…

今作も日本未公開のホラー、空での密室空間における悪魔との戦いを描いた作品です。
ダスティン・リカートという監督はいくつか作品を撮っているようですが、主にB級が多く、どれも日本未公開のようですね。 これも御多分に漏れずB級臭がものすごかったです(^^)
まあ冒頭から、怪奇現象を売りにする航空会社なんて設定が凄い(^^)こんな飛行機に乗るわけもないんですが、それでも営業を続けているところが何とも根性ありますね。
そして機長もなんと女性でいきなり現れ、副長はフライト直前に出現。何もしないんですがね。
いったい誰が悪者なのか、まず良い人間はいない感じの作品ですね。 この箱をわがものにしようとしている悪魔崇拝者の者たちの邪悪さは感じますが、それだけでもないんですよね。
そして謎のテレビクルーたち、こんな修羅場を放送するんでしょうか?
まあ低コストのフライトホラー、そんなイメージの作品でした。

イメージ 1
久しぶりの満席、喜ぶCA

イメージ 2
副機長がたった一人で途中から操縦

イメージ 3
それは彼らが積みこんだ箱が原因

イメージ 4
そして犠牲者が

イメージ 5
悪魔が復活してしまうのか?

イメージ 6