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ファイ 悪魔に育てられた少年

2013年作品、チャン・ジュナン監督、ジ・ヨング主演。

1998年、誘拐した少年の処置を悩んでいた5人の犯罪集団。 凄腕の運転手ギテ(チョ・ジヌン)、インテリアプランナーのジンソン(チャン・ヒョンソン)、スナイパーのボムス(パク・ヘジュン)、狂気に満ちたドンボム(キム・ソンギュン)、そしてリーダーのソクテ(キム・ユンソク)。
少年は衰弱していた。 足手まといということで、殺そうとしたが、ソクテが間一髪止めた。 そしてそこには足に鎖を付けられ、拘束されている女・ヨンジュ(イム・ジウン)がいた。
5人は“白昼鬼”と名乗り、白昼堂々と強盗をはたらく集団だった。 手口は巧みで、痕跡を残さなかったし、拳銃は自前で作っているのだった。 だから入手経路から足がつかないのだった。
2012年、今日のターゲットは、汚い金を集めている男だった。 男は盲目のマッサージ師を呼んでいるところだったが、防犯カメラの映像を操作し、やすやすと侵入し、金庫からその浄化していない金を盗んだ。
しかし男が警察に通報したのでその男を殺し、ソクテはマッサージ師は逃がす。 目が見えないと思ったからだった。 警察が駆けつけ逃走劇となるが、三差路で果物をこぼした少年をいる方を選択したパトカーをうまく撒いてしまう。
その少年は14年前の誘拐され見捨てられた少年だった。 名前をファイ(ジ・ヨング)と名付けられ、外に出る時は目立たぬよう制服を着ているのだったが、彼は学校に入っていない。
5人が父親代わりになって育てているのだった。 5人は、ファイだけには普通に育ってほしい、そして美術学校に行かせようと思っているのだったが…

複数の父親がいる作品は、邦画では「オー!ファーザー」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12120614.html がありましたが、あれは誰が父親かはっきりしないという、ほんわか系の緩い作品でした。
しかし今作は、韓国映画の殺伐とした中での、バイオレンスサスペンス作品ですね。
“白昼鬼”と名乗る犯罪集団。 決して正体を明かさず、完璧に仕事をこなし手がかりを残さない。 5人の役割分担をしっかり守り、表向きは一般人の様相を見せているんですね。
しかし彼らにとって、この“ファイ”と名付けた少年の命を助け、さらに育てて行ったのは、微妙な気持ちの揺れ動きがあったんでしょうか? もちろん学校も行かないで、ただ家の中で教育を受けている少年・ファイ、しかし教え込まれた知識、そして処世術、さらに犯罪テクニック。
5人の“父親”が何をやっているかはわかっているし、おそらくいずれは自分も手を染めていくのも理解しているんでしょうね。 しかし彼には大きな問題があったんですね。
ファイ役にはジ・ヨング、若い俳優さんですが、初めて見ました。 後半の覚醒してからはなかなかの迫力でしたね。
監督のチャン・ジュナンもこれが出世作のようですが、初監督作品で評価を受けて今作発表みたいですね。 悲しい物語ですが、ファイ少年のその後を見たくなる作品でした。

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ファイと5人の“父親”たち

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リーダーのソクテ

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普通に育っていれば高校生のファイ

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ソクテは彼に決断を迫る

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彼はスナイパーの資質があった

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