anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

素敵な相棒 ~フランクじいさんとロボットヘルパー~

2012年作品、ジェイク・シュライアー監督、フランク・ランジェラスーザン・サランドン出演。

フランク・ウェルド(フランク・ランジェラ)は70歳を迎えて、物忘れがひどくなるなど年齢による変化が見られるようになってきた。
自宅の鍵をひたすらこじ開けているフランク、次の日自分で割った家族の写真。 また古い牛乳を飲んで、もうそれは腐っていた。
テレビ電話が入ってきた。 それは、娘マディソン(リヴ・タイラー)だった。 父のことを心配しているが、彼女は遠く離れて暮らしている。
図書館に勤めている、旧友のジェニファー(スーザン・サランドン)のところに行っては、クダを撒くのだが、気難しい彼の相手は彼女だけだった。
そんな時、フランクの息子ハンター(ジェームズ・マースデン)がやってきた。 週に一度週末に来ては、家の片づけをしてくれるのだが、たった1週間で家は荒れ放題、そして今日はある物を持ってきた。
一人暮らしをするフランクのことが気がかりだったので、フランクの手助けになるよう、歩いて話せる介護用の超高性能ロボットを連れてきた。
このロボットは健康を改善するためにプログラムされており、合理的でありながら思いやりを見せてくれる。 フランクは妻は嫌がると言うが、もうとうの昔に離婚をしており、母もロボットを持っているとハンターに言われる。
当初毛嫌いしていたフランクも、このロボットを単なる機械や道具以上の存在に、だんだん思えるようになってきた。 そのきっかけは、ロボットに善悪の判断が無いこと、そしてフランクの窃盗癖に協力したことだった。
彼は昔窃盗で逮捕歴があり、鍵をこじ開けることができる。 それをロボットに教える事によって、ロボットを気に入る様になるのだった。
不思議なことにそのおかげで、フランクはみるみると体調が良くなってくるのだった…

主人公のフランク(芸名と同じ)は物忘れがひどいんですね。 これは見ていても、非常に違和感を感じるほど。 じゃあ痴呆が進んでいるのか? というと、意外にしっかりしているというか、強かなところがあるんですね。
その理由は彼は盗癖があり、昔は泥棒だったという事みたいです。
でもそこに現れたのが息子が持って来た介護ロボット、そんなものの厄介にはならない、初めはどうやってスイッチを止めるのかと奮闘します。
しかし自分の密かな野望、もう一回泥棒家業をするという野心のために、こいつは使えると思ったところから、実は“相棒”にロボットはなっていくんですね。
面白いのはふつう仲良くなると名前を付けるんですが、彼は最後まで名前を付けようとしない、おい、とか言って呼ぶだけなんです。
この作品は、実は最後のもう一つ、二つオチがあるんですね。「やさしい嘘と贈り物」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3398618.html に似ていると言ったらネタバレでしょうかね?
でもその後に、もう一つ?という事があるのがちょっと粋です。
ジェイク・シュライアー監督作品は初めてですが、主演のフランク・ランジェラは奇妙な役でも熟す名優ですね。
近未来はこういう介護をみんな万能ロボットがしてくれるんでしょうか?

イメージ 1
1人暮らしのフランク、日課のように彼女のところに行く

イメージ 2
定期的に息子が来てくれる

イメージ 3
そしてロボットを置いて行った

イメージ 4
しかし娘は兄のやり方を嫌いスイッチを止める

イメージ 5
しかしだんだんロボットを気に入るフランク

イメージ 6