anttiorbの映画、映像の世界

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6才のボクが、大人になるまで。

2014年作品、リチャード・リンクレイター監督、エラー・コルトレーン主演。

テキサス州に住む6歳の少年メイソン(エラー・コルトレーン)は、キャリアアップのために大学で学ぶという母・オリヴィア(パトリシア・アークエット)に従い、姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)と共にヒューストンに転居、そこで多感な思春期を過ごす。
父・ メイソン・エヴァンス・シニア(イーサン・ホーク)と母は離婚していて、父はアラスカに行っていると聞かされている。 父には転居したことを知らせなかった母だが、父はアラスカから戻ったらしく週末に過ごすために、近くに住んでいる祖母のキャサリン (リビー・ヴィラーリ)のところの二人を迎えに来た。
ボウリングをして、ファーストフードを食べさせる父、母親のしっかりした管理など全く考えていない父だった。 家まで送った父だが、早々にオリヴィアと喧嘩になってしまい、父は帰って行った。
母はここで大学に復帰して、収入を安定させたかった。 しかしもう一つ理由もあった。 それは同じ大学の教授のビル・ウェルブロック(マルコ・ペレッラ)と恋愛関係にあるからだった。
そして二人は結婚し、ビルの連れ子の二人と一緒に6人での生活が始まったのだった。
しかしこの生活の長くは続かなかったのだった…

やっと、見れたこの作品、やっぱりギンレイホールにかかりました。
夏休みということでもあり、2本立ての2本目、初めて最初から最後まで立ち見を味わいました。 何とか一番後ろの手すりのところだったので、足の位置を微妙に変えながら見きれましたが(^^)ちょっときつかった166分でした。
まあ話題作で、アカデミー賞も多くの候補に上ったので、けっこう語りつくされていますよね。
とにかく12年間カメラを回し続けたことが凄いですね。 画面の切り替わりの時にメイソンを演じるエラー・コルトレーンの風貌、髪型が変わったことで、年月がたったということが解る作りになっているんですね。
大体髪型なんですが、一回は2番目の夫に実際に髪を坊主にされるシーンもありましたね。 撮影は主に夏休みに集中して撮ったということですが、エラー君、坊主になるのは抵抗があったんではないでしょうか?
彼は俳優として、活動はしていないということですが、逆にそれが自然の姿が出ていて、6歳の子が、大学に入学するまで、こちらも親の立場で何か今まで撮った動画を見ている感覚に陥りますね。
実際に生みの親役の二人と、姉は12年間同じように撮られているし、消えていく役の人も、途中から出る人もいます。 さりげなく触れていたり、ちゃんと分れたり、再会したり、でもそれが人間の人生かもしれませんね。
大作と言えばそうかもしれませんが、もっと肩の力を抜いて、青春期をしっかり撮り続けた、本当に良く撮り続けたというところが凄い作品でした。(G)

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6歳の僕、母と姉と

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たまに来る父と

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髪が伸びた僕

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だんだんと自我が芽生えてくる

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そして写真に興味を持つ

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