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ウィッカーマン

2006年作品、ニール・ラビュート監督、ニコラス・ケイジ主演。

白バイ警官のメイラス(ニコラス・ケイジ)は、母親と幼い娘が乗る自動車を止めた。 落し物をしたのを拾ってあげたからだ。 しかし拾ったぬいぐるみを持主の娘は、また投げ捨ててしまう。
メイラスが拾った時、その車に大型トレーラーが突っ込んできた。 車から何とか娘だけでも救おうと、ヘルメットで後部ガラスを割り、手を伸ばしたとき、車が大炎上した。 吹っ飛ばされたメイラスは入院したが、現場から二人の死体は発見されない。 彼はその奇妙な出来事に遭遇して以来、精神的ダメージを負っていた。
彼は刑事に推薦された。 でもなかなか仕事をやる気が湧かないのだった。同僚の女性警官が手紙を持ってきてくれた。 その中に8年前に突然失踪した婚約者ウィロー(ケイト・ビーハン)から、彼女の故郷の島サマーズアイルで自分の娘ローワンが行方不明になっている、助けて欲しいという手紙があった。
それを検索していると、いきなり謎の電話がかかってくる。
職場に復帰しこれを調べたいと上司に言い、半ば強引にメイラスは島に行くことにする。
このサマーズアイル島は、個人所有の島で、ワシントン州にあり、電話も引いていない。 アーミッシュのような生活をしている。 近くの港に行くと、自家用機で島に物資を運ぶ老人がいた。
乗っけてほしいというと老人は個人所有の島で、一般人は立ち入り禁止だからと言って断られる。 何とか言いくるめて乗せてもらい、霧のかかった島の浜辺に到着した。 しかしこれが彼の運命の大きな分かれ目になるのだった…

この“ウィッカーマン”という題名に、ホラー的な物かと思っていましたが、この題名こそが、ラストに繋がるんですね。
イギリス映画のリメイクで、主人公のメイラスにニコラス・ケイジ、そして手紙を送った元恋人のウィローにケイト・ビーハン。
冒頭の謎めいた交通事故、ここに出てくるのが、なぜか、昔の恋人と、その娘を象徴しているようなんですが、これは幻でなく、現実に起こったことです。 でも、消えてしまった二人の不思議さは、最後までよくわからないんですね。
閉鎖的な島として登場する、サマーズアイル島。 もうここに足を踏み入れたときから、もう尋常でないことが解ります。 刑事という責任感と、昔の恋人のSOSで、もうメイラスは縛られてしまうんですね。
そしてなぜかほとんど主導権を持っているのが女性というこの島。 男性の数もほとんどいません。
さて娘は見つかるのか? 無事任務を果たして帰れるのか? もう絶望的なにおいの漂う作品でした。

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メイラスのところに不思議な手紙が

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そして島に上陸

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少女の行方を追う

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しかしこの島は普通ではなかった

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メイラスの運命は?

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