anttiorbの映画、映像の世界

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マッドマックス/サンダードーム

1985年作品、ジョージ・ミラー、ジョージ・オギルヴィー監督、メル・ギブソン主演。

愛車を失い、ラクダに車を引かせていたマックスに、飛行機でジェデダイア親子(ブルース・スペンス、アダム・コックバーン)が襲い掛かって彼は放り出されてしまった。 マックスがたどりついたのは、物々交換で生活が成り立つ地上世界バータータウンだった。 しかし交換する物はすべてなくしてしまったマックス。
しかし彼が売る物が一つあった。 それは喧嘩の強さだ。 武器は肌身離さず持っていたので、あっという間にそこいらの男を薙ぎ倒すと、その町を見はらす塔のてっぺんで優雅に暮らす地上世界の首長、アウンティ・エンティティ(ティナ・ターナー)のもとに連れて行かれた。 そこでも腕を試されるが、再び守備隊員たちを片付ける。
アウンティは、初めて骨のある男がやってきたと喜び、彼にある役目を頼む。 ここは、彼女の作った町であるとともに、その原動力となる豚メタンガスを製造する地下から成っている町なのだった。
アウンティの頼みとは、この町の地下の国を支配する巨人のプラスター(ポール・ラーソン)と、身長1メートルにも満たないマスター(アンゲロ・ロッシト)の二人から成るマスター・プラスターと闘うことだった。
そして、その闘い方は、町の中央に設けられた競技場、サンダードームでの戦いだった。 2人で入っても最後は必ず一人で出てくる。 生きているのは1人だけという、過酷な闘技場。
ブラスターは今まで負けたことのない不死身の男、しかしマックスは先に作業をする名目で地下に入り、ヴラスターの弱点を探りに行く。 そして彼の決定的な弱点を探り当てるのだった。
喧嘩を吹っ掛けるマックス、そしてサンダードームでの二人の戦いが始まった。 武器は天井つるしてあり、ケーブルでつるされた二人は戦いながら手にすることができる。
しかし戦い慣れたブラスター優勢で戦いは進むが、一瞬の隙をついて、笛を吹くマックス。 その高い音がブラスターの弱点だった。 形勢は逆転、鉄仮面を取ったそのブラスターの顔は、幼い顔で、それは昔にあった懐かしい顔に似ているのだった。
止めを刺せないマックスに、アウンティは、ルーレットでの裁定をする。 そして彼に下った裁定は、“死の追放”だった。 マスクをかぶせられ、水も与えられず、街から追放されるのだった。 まさに死の旅路だった…

評判がすこぶる悪い「~サンダードーム」存在感があるのは、圧倒的にティナ・ターナーですね。 オープニング曲も彼女が歌っているので、良い待遇ですね。
この町を仕切る女帝なんですが、実はこの町の動力メカニズムを作り動かしているのは、地下にいるマスターなんですね。 石油のないこの世界、なんと豚を買って分から発生するメタンガスを燃料にするという画期的な方法を取り入れています。 そしてひとたび彼がスイッチを切ると、電力が落ち町の機能はストップします。
豚ですからある程度間引きをすれば食料にもなるという、理想的な自給自足なのでは?
ただ今回は、この後、子供たちの世界が出てきてから物語が停滞するんですね。 今までの世界観に浸っていたファンにとって は、物足りなさが大きいでしょうね。
また、前作で登場したブルース・スペンスが別人という設定なんですね。 また続編色があまりなく、「2」との相関性も薄いスピンオフといってもいい感じがしました。
ただ、1本の映画としてはそこそこな作りですが、続編を期待して劇場に行ったファンにはやっぱりの作品でした。

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女帝アウンティ

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しかし動力を握っているのは、ブラスターとマスター

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マックスはアウンティから依頼を受けるが

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勝ったのに追放され、たどり着いたのは

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子供たちの世界

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